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プチSM千夜一夜ものがたり第25夜「イカせ屋」

イカせ屋
 暴力団山田組でワケあり女の調教を請け負っている通称「イカせ屋」マサキチは、弟子のようにかわいがっている若者ユウイチが組に連れ込んで来た、セーラー服の女子高生を見て大いに驚く。昔所帯を構えていて逃げられた女房にそっくりなのだ。マサキチは自分の娘なのではないかと疑念を抱きつつも、ユウイチを手伝って彼女を性調教するのだが……(約2万8千字)


プチSM千夜一夜ものがたり 第2期 目次



 組の事務所にある、古ぼけた畳敷きの和室、通称「仕置き部屋」の中は、サヨさんと言う女盛りの全裸の美女が醸し出す匂い立つような色香が充満して、ムッとむせ返るような熱気に溢れていた。実際この部屋は暑い。7月下旬で夏の盛りまっただ中だと言うのに、この部屋のエアコンはひょっとすると20年以上前からあるのではないかと思われる骨董品のような代物で、生ぬるい風が送られて来るだけで、ちっとも利きやしない。

 が、吹けば飛ぶようなチンケな暴力団山田組で、「女を抱く」と言う三度の飯より好きな事を生業としておまんまを食わせてもらっている俺は、暑いだ寒いだとぜいたくを言えるような身分ではない。それにこの仕事でなければ絶対に縁などなかろうと思われる、上品で美しい人妻とお互い汗だくになりながら一戦交えると言うのも、なかなか乙なものだ。

「さ、奥さん、こってりかわいがってやるからよ、大人しくアンヨを開きな」
「ああ……は、羞ずかしい……」

 後ろ手錠の生まれたままの姿で仰向けに寝かされているサヨさんは、俺がいかにも柔らかそうな雪白で大きな双のふくらみの先端の彼女の年齢からすると驚く程可憐なピンク色を残した蕾を、鳥の羽毛でスーッスーッと軽く交互にくすぐってやると、早くも甘く拗ねるような淫声を洩らして羞じらいを口にした。

ーーくーっ、たまんねえな

 手錠を嵌めているように囚われの身の彼女の両肢を強引に開かせて事に及ぶ事など簡単だが、それでは情緒もへったくれもなく、「イカせ屋」の名が泣くと言うものだ。嫌がり体を固くしている女を徹底的にかわいがって身も心も籠絡し、自分から体を開いて男を求めるように堕としてしまうのが、俺のやり方なのだ。初めてここに連れて来られた時には、ろくでもない旦那に操立てして気丈に振る舞い、体に触れるだけで舌を噛んでしまうのではないかと言うくらい俺を嫌がり、心を閉ざしていたこの美しい人妻を、俺は「イカせ屋」のテクニックを駆使して何度も抱いて性の歓びを教えてやり、これが最後の逢瀬と言うわけだ。

 果たしてサヨさんはゆっくりととじ合わせていたムチムチの太股の力を緩め始めているではないか!サヨさんは身内にたぎる女盛りの欲情に負けて自ら体を開きながら、まるで若い女性のような羞じらいを見せてくれる素晴らしい女性だ。年齢不相応と言ったピンクの乳首はしかし、さすが40台半ばの女盛りらしく熟れ切っていて、羽毛のくすぐりであっと言う間にググッとそそり勃ち、まるでグミのようなプリプリの眺めが恐ろしく悩ましい。

 部屋の隅で黙って息をこらして熱い視線を送って来ているユウイチもすっかり興奮して、大きなイチモツをズボンから取り出すと我慢出来ずしごき始めていた。

 俺はマサキチ。幼なじみの悪友ケンジが組頭をやっている暴力団山田組で、金づるとなるワケありの女性達を抱いて性の歓びを教え込み、観念させて組の資金源として身を売らせるという、通称「イカせ屋」と言う立場の人間だ。このサヨさんと言う美貌の人妻は、どうやら旦那の借金のかたにここへ売られて来たらしい。

「へへへ、奥さん、とても子供を産んだとは思えねえ、いい体してるぜ。それ、この乳なんか母乳が出そうじゃねえか」
「あ、ああ~っっ!!」

 俺がタップリ羽毛で焦らして発情し切ったグミの実を唇に吸い取って、柔らかいのにプリプリと若々しい弾力も十分の乳房をやわやわと揉みほぐしながらチューッと吸い上げてやると、サヨさんは感極まったよがり声を張り上げた。このまま集中して吸ってやれば、それだけでイッテしまいそうな歓びぶりだ。俺は双つの先端部を交互に吸って膨らみを緩やかに揉みほぐしサヨさんに歓びを味わわせてから唇を外した。

「奥さん、すっかり俺好みの、かわいい女になったな」

 サヨさんのぱっちりとしたつぶらな瞳が潤み切って、何とも言えない悩ましい表情で俺を見ている。そうだ、アンタの体はもう旦那のものじゃねえ。自分に正直になって、素直に快楽に身を任せるんだ。俺が心の中でそううそぶきながら唇を合わせて行くと、サヨさんは抗いもせず易々と唇を与え、俺が舌を差し入れていくと積極的にその舌と舌を絡め合わせ、目をつぶってウットリと至福の表情すら浮かべていた。もう完全にサヨさんは俺の性技に身も心も委ね、積極的に背徳の快楽を味わおうとしているのだ。

「へへへ、奥さん。まだ何もしねえうちから、大洪水じゃねえか」
「イヤン!」

 俺の指に緩んでしまった太股の間をまさぐられたサヨさんは、色っぽく拗ねて見せながら、ますますだらしなくおツユを滴らせてしまい、上品な美貌に似つかわしくない濃い陰毛が汗とラブジュースでしとどに濡れて、股間に貼り付いたようになっている。もう彼女は完全に男を迎え入れる準備が整っているようだ。人妻でありながら夫以外の男の性技に溺れて体をはしたなく燃やし、男を求めてしまう、そんな状況が俺は大好きだ。

 ふと見るとユウイチの奴はあっと言う間にせんずりで出してしまったようで、ティッシュで始末するとすぐに又一向に勢いの衰えないペニスを握り、シコシコと次のせんずりに精を出しているようだ。やりたい盛りでテクニックも何もないが、精力だけは有り余っているのだ。俺もコイツくらいの歳の頃はそうだったから良くわかる。このまだ20代前半という青年ユウイチは、「イカせ屋」になる事を志願して、いつも俺の「仕事」の現場を見学している、見習いの弟子のような存在だ。小柄で女を抱くしか能のない俺と違い、長身でたくましいユウイチは、気のいいなかなかの好青年だ。ボディーガードにもなるので、何かと目を掛けかわいがってやっている。

 さて、すでに体をしっぽりと濡らして自ら脚を開き男を求めているサヨさんだが、ユウイチの視線を意識した俺はあえてすぐに犯してやらず、体をずらしてサヨさんが開いた両肢の間に顔を埋める口唇愛撫の体勢を取った。すぐに犯そうとして失敗する事の多いユウイチに、手順を踏む事の大切さを教えてやるためだ。いや、それは口実で、50台後半に入ってからめっきり性欲の減退を感じる俺自身の都合もあった。一度出してしまうと当分使い物にならないので、「伝家の宝刀」を抜くのは最後にとどめを刺す時だけにしないといけない。

「男が欲しくて、アソコがヒクヒクしてるぜ。悪いがもうちょっとだけおあずけだ」

 俺は再び鳥の羽毛で、スーッスーッと濡れた陰毛の形を整えるように撫でつけてやった。サヨさんは身も世もなく悩ましく体をもじつかせ、大きな乳房をぶるんぶるんと揺さぶって俺達の目線を楽しませる。彼女はとても濡れ易い体質らしく、すでに十二分に潤ってしまった花唇からとめどなくジュクジュクと淫液を垂れ流していたが、俺が羽毛をその官能の源泉に近付けて最も羞ずかしい実をまさぐると強烈な悲鳴が上がった。

「ソレ、ココもこんなにさせて」
「ひいーっっ!!」
「奥さん、一回りクリがデカくなったんじゃねえか。皮からハミ出てコンニチワしてるぜ。全くエロい体だ」

 サヨさんの調教を始めて3日目だ。そんな短期に体の一部が成長するわけはなかったが、もともと大粒だったクリトリスが剥け易くなって発情ぶりを露わにするようになったのは確かだ。俺が長時間掛けて飽きもせず手指と口唇で徹底的にかわいがってやったおかげだろう。年齢を問わずどんな女性にとってもやはり一番の性感の急所はココである。サヨさんも例外ではなく、気を付けないと羽毛責めだけで気をやってしまいそうだ。俺は心得て一番の急所ばかり責めるような無粋なまねは避け、花唇の入口からおちょぼ口のような尻穴まであちこちをコチョコチョとくすぐり、そのついでのように剥け豆に羽毛を触れさせる。もうサヨさんは吊り上げられた魚のように、生白く肉のミッチリと乗った股間をピクピクと痙攣させ、白目まで剥いて悶絶していた。

「こんなに軽くコチョコチョしてやっただけで、えらい感じぶりだな。そんなに男が欲しいのかい、奥さん」

 するとサヨさんは火のように真っ赤に火照った顔に羞じらいを浮かべながら、黙ってコクリとうなずいた。まるで年端もゆかぬ少女のような含羞の風情で悶々と熟れた体を持て余して悶絶する四十路の美女は、俺のような人生の終末に近付いた男にとってはこよなく素晴らしいご馳走である。が、まだ俺は手を出してやらない。決してがっつかず、言葉責めで精神的な歓びを楽しむのも若さを失った代わりに手に入れたオヤジならではの特権である。

「なあ奥さん。よっぽど旦那に構ってもらえなかったみたいだな」
「ああ、あの人の事はもう言わないで……私は、もう、もう……」

 覚悟は出来ている、というわけか。

「イカせてやろう」
「ああ~っっっ!!!」

 それから俺は手指と口唇を総動員して、この麗しき人妻が溜め込んでいた欲求不満を解消してやった。まず唇をすぼめて尻穴に押し当て舌をチロチロと挿入して行くと、一際強烈な悲鳴を迸らせるサヨさん。

「ソ、ソコは……駄目っ! ああ、駄目ですっっ!!」
「そんなに嫌がるってことは、お尻で感じてしまうって証拠だぜ。全く嫌らしい奥さんだ……」
「ああ~……」

 サヨさんの声が艶めかしく上擦り、歳でやや反応の鈍い俺のムスコをいたく刺激した。口では嫌がっても、アナルがこの上品な人妻にとってクリトリスに匹敵するくらい強烈な性感帯である事は、これまでの調教で良くわかっている。おかしなもので、一見慎ましくお堅そうな女性や勝ち気で男勝りな女性に限って尻穴の性感帯が発達している事が多く、そこをじっくりと刺激し感じさせてやると見違えるほど色っぽく変貌してくれるものだ。サヨさんも例外ではなかった。

 抱く度に舌や指を挿入して性感を目覚めさせてやったサヨさんのアナルは、初めは固く閉ざしていた入口が今ではふっくらと膨らんでいた。俺が唇をピタリと吸い寄せつぼめた舌を挿入して行くと簡単に受け入れてしまい、スルスルと滑らかに出し入れしてやると彼女の熟れ切った体から次第に力が抜けアブない快感に冒され始めたようだ。俺が執拗に尻穴を舐めながら、指を2本ダラダラと花蜜を吹きこぼしつつヒクヒクおののく花唇に埋めて行くと、サヨさんは女の部分を焼けるように熱く疼かせていて、俺の指に羞ずかしい粘膜がキュウッと絡み付き、まるで食い千切られそうだ。

 さらに余った指で、淫豆の包皮を完全にどけて露頭をクリクリと弄ってやると、サヨさんは感極まったような悩ましいよがり声を昂ぶらせながら失禁したかと見紛うような大量の淫液をビュービューと噴出し始めた。いわゆる「潮吹き」である。それから舌を余っていた手の人差し指に替えてもサヨさんのアナルはスムーズにくわえ込んでしまい、もう片手の2本指と薄い粘膜越しに触れ合わせながらスルスルと出し入れする強烈な快感を味わわせ、今度は舌で剥け豆を舐め唇で吸ってやると、サヨさんはとうとう思いを遂げていた。

「ああ~っっっ!!! いきますうっっっ!!!」

 その瞬間ますます大量の潮吹きで俺の顔をベトベトに汚してしまったサヨさんは少女のように羞じらいを見せて俺のムスコをさらに固くさせ、俺はそのまま愛撫を継続してもう1回思いを遂げさせてやった。ぐしょぐしょになった顔を上げた俺は、サヨさんの紅生姜のようになって伏せた顔を覗き込み顎をしゃくって目を開けさせてから話し掛ける。

「奥さん、正直にいいな。旦那はこんなに気持ちの良いことをしてくれなかっただろう?」
「ああ……はい……」

 立て続けに気をやったサヨさんの言葉に嘘はないだろう。

「旦那は普段構ってくれるのか? 抱いてくれるのは、どのくらいだ?」
「そんなこと……」
「正直に言え。次はコイツをやるから」

 俺はようやくイチモツを取り出すと、それでサヨさんの頬をピシャピシャと叩きながら聞いた。

「あ、あの……ほとんどありません」
「そうか、じゃアンタも寂しかっただろう。1人えっちでもして慰めてたのか?」
「そんなこと……したことありません……」

 俺は1人の女性の人生を狂わせることに対する良心の呵責がふっと軽くなるのを感じていた。子供はもう成人して家を離れていると聞いている。借金のかたに女房を売るようなろくでなしに操を立てて苦労するより、己の体の欲望に忠実に春を売って生活する人生でも送った方が幸せなのではないか?全く勝手な理屈だが、「イカせ屋」にも情がある。ワケありの女性だからこそ、こんな商売をやっていられるのだ。そんなに簡単に冷酷な鬼畜になどなれないし、1人1人の女をその場限りでも愛情を込めてかわいがってやるから、凄腕の「イカせ屋」としてやって来られたのだ。

「アンタの旦那も罪作りな野郎だ。こんないい体をした奥さんを放っておくとはな」
「主人は糖尿で……その、勃たないんです……」

 うーん、これは身につまされる話だ。人ごとではない。この齢になって最近健康診断の数値がヤバくなって来てるのだ。血圧は高いし、糖尿に掛かるのも時間の問題なのだ。医者からはいつも、長生きしたいなら生活を改善するように言われている。長生きしたいとは思わないが、こんないい女と出来なくなるのでは、生きている価値がないではないか。俺は酒や煙草を控え、食事も菜食中心にしようかと、本気で考えてしまった。

「奥さん、旦那のナニと、どちらがいい?」

 俺がさらにペニスで頬を叩きながら質問すると、サヨさんはとても羞ずかしそうに答えた。

「主人の方が、大きいです」
「大きいのがいいとは限らないんだぜ、奥さん。一つ試してみようじゃないか。奥さんの口で元気にしてやってくれ」

 実際には俺のナニは、十分使用可能な勃起を示していたのだが、これは試合前の挨拶みたいなものだ。俺が差し出す、旦那より小振りだという俺のペニスを、サヨさんはためらいも見せずにパクリとくわえ込むと、たどたどしく口を使い始めた。こんな四十路の美熟女には失礼だが、彼女は口使いに全然なれてないようで、俺はちっとも気持ち良く感じなかった。が、もともとフェラチオと言うのはさほど強い快感を得られるものではなく、女性に奉仕させているという精神的な満足感が大きいものだ。そのためこのたどたどしい口使いは、旦那に構ってもらえないかわいそうな人妻の性的経験の乏しさを物語るようで、そんな女性にしゃぶらせているという征服感で、俺のムスコはますます勃起を確かなものにした。

 若い頃なら暴発してしまったかも知れないが、今の俺はむしろ射精する方が一苦労だ。サヨさんがいい加減疲れた頃を見計らうと、俺は彼女の唾でヌラヌラと濡れ光るムスコを引き抜き、それを愛おしげに見つめるぱっちり眼のサヨさんの色っぽさにクラクラした。全くこんな美人を放っておくなんて、旦那のボンクラぶりには呆れたものだ。さすがの俺もこれ以上は我慢出来ない。すぐにサヨさんに覆い被さり正常位で一気に貫いて行くと、たちまち、あ~っっ!!という大声が彼女の口から迸る。が、つんざくようなその悲鳴は、決して苦痛を訴えるものではない。大量の汗をかき、ワナワナと慄えるサヨさんの全身は、早くも歓喜に熱くざわめかせているのだ。俺のナニを歓待し、軟体動物のようにきつく絡み付いて来るサヨさんの女の部分が何よりの証拠だ。

 満を持した俺がゆっくりと律動を開始すると、サヨさんははっきりと悩ましいよがり声を張り上げながら、俺のムスコを万力のような力で締め上げて来た。ストロークさせるのに力むのが必要な程の締め付けは、サヨさんにも相応の刺激を与えるに違いない。出産を経験した中年女性とは信じられない素晴らしい締まり具合は、彼女がほとんど旦那と性生活を持っていないのが1つの理由だろう。

「奥さん、どうだ? 旦那のと、どっちがいい?」
「そんなこと……」
「言わなきゃ抜くぞ」

 俺が腰を引き上げようとすると、サヨさんはムチムチの太股で俺をきつく挟み付け、

ーー行っちゃイヤ!

 と言う体の動きを見せる。もちろん俺のイチモツは餅のように粘り付く彼女の羞恥の襞が締め付けているし、手が使えたらきっとしがみつかれていたに違いない。

「正直に言いな。旦那より俺の方がずっといいだろう?」
「ああ~……はい……」
「全く浮気性の奥さんには困ったもんだ。ソレ、ソレ!」
「あああ~っっっ!!! す、すごいいっっっ!!!」

 こんな美女に素直に「すごい」などとホメられた俺は、いつになくペニスに力が漲るのを感じていた。いい女にムスコは正直だ。もうサヨさんは半狂乱で悶え狂い雪白の肢体をのたうち回らせているが、俺はまだ冷静でゆっくりとペースを守った律動を繰り返しながら、部屋の隅で「せんずり」に精を出しているユウイチを意識していた。いいかユウイチ。チンポってのはデカけりゃいいってもんじゃねえ。そんなことを信じてるのは本当の女を知らないお子様だけだ。サイズは小さくても、いや小さい方が良い。それより固さと持続力が大切なんだ。

 俺に見習いとして付くようになったユウイチが、やっぱり真珠でも入れた方がいいんでしょうか、と真顔で聞いて来た時には、大笑いしてしまったものだ。お前、女を知らねえな。そんな馬鹿なまねをしたら、一生女をイカせることなど出来ない体になるぞ。「イカせ屋」じゃなくて「壊し屋」になりたいんなら、話は別だが。

「ちと疲れたな。奥さん、上になりな」

 後少しで完全にサヨさんがイッテしまう気配を感じた俺は、彼女に己の体の淫らさを自覚させるべく、体の上下を入れ替えてやった。それに実際ちょっと動いただけでも体力の消耗の激しい、蒸し風呂状態のこの部屋では、息が切れてしまって動くのがしんどかったのだ。ちと情けないが、背に腹は替えられない。サヨさんはここで休憩を入れられて不満そうに鼻を鳴らしていたが、繋がったままでクルリとお互いの体を入れ替えると、正に淫魔に乗り移られたかのような積極さを見せ、大声でよがり声を吹きこぼしながらグイグイとダイナミックに腰を動かして来た。

「あああ~っっっ!!! イキますうっっっ!!」

 程なく極めてしまったサヨさんは、しかし俺をくわえ込んで放してくれず、すぐに2回戦を挑んで来た。彼女が部屋の外まで聞こえそうな大声でわめき散らすよがり声は聞いている方が羞ずかしくなってしまう奔放さで、ギュウギュウと素晴らしい収縮力で俺のナニを締め上げながら激しく腰を振り、大きな乳房をぶるんぶるんと揺さぶって悶え狂うサヨさんは、あの上品な人妻とは信じられない乱れぶりだった。

ーーこりゃスゲえや……

 俺の執拗な調教が実を結び、サヨさんが隠していた淫乱な素質を完全に目覚めさせたのだ。俺は大きな達成感を味わうと同時に、にわかに先程まで持っていた余裕をなくすのを感じていた。さしもの俺も、こんな美女に素晴らしい「女」を発揮されてはたまらない。ムクムクと尻の方から猛烈な射精欲求が込み上げて来たのだ。うおっ! 俺としたことが……サヨさんが激しく2度目の絶頂を迎えると同時に、俺も彼女の中にドッと熱い飛沫をぶちまけてしまった。さすがに中出しされたのがショックだったのか、サヨさんは腰の動きを止めていたが、俺を締め付ける素晴らしい女の道具の具合はそのままだった。

「心配するな。俺はパイプカットしてあるから、子供が出来ることはない」

 その点に抜かりはない。「イカせ屋」には「イカせ屋」の仁義と言うものがあり、いくら組の資金源として貢がせる女性だと言っても、はらませてしまうような事は絶対にしない。商品価値が下がるという現実的な問題もあるし、堕ろさせるにしたって大金が掛かるのだ。

 実は俺には20年くらい前に失敗をやらかした前科がある。当時俺は30代で精力も十分だし、射精コントロールを身に着けてめったな事では暴発しない自信があったのだ。それでも「仕事」の時には避妊具のコンドームを必ず装着し万一の事態に備えていたのだが、ある時あまりにも俺好みのまだ若い女性に対して禁を破り、生で楽しんでしまったのだ。結果は彼女の魅力に我を見失った俺が暴発してしまった精子が何と命中。性風俗で働かせていた彼女が妊娠した事を知らされた時、俺以上に仁義を重んじるケンジ親分が激怒して、責任を取った俺は彼女と結婚したのだ。

 が、いくら何でも毎日さまざまな女と行為を重ねる「イカせ屋」がまともな結婚生活を送れるわけがない。一応義理を果たすため彼女が出産し、子供がある程度の年齢になるまで養ってやるように言われていた俺だったが、彼女の方が愛想をつかす形で2歳になっていた子供を連れて家を出て行き、不自然な結婚生活は3年足らずで幕を下ろしたのだ。毎日男と寝る生活から救われた彼女と、一目で彼女にゾッコン惚れ込んでいた俺とは、そんな不自然な形でも同棲生活が成立し、無事にかわいい女児も生まれて表面上は幸せな結婚生活だった。少なくとも俺は彼女を愛していたし、不十分ながら良き夫であり父親として振る舞おうと努力したつもりだった。

 が、毎日他の女性と情を交わしている夫を、彼女がどんな気持ちで見ていたことか、俺には想像がつかない。ある日突然別れを切り出した彼女は、何の未練も見せず子供を連れて俺の前から消えて行った。俺の方も彼女を引き留める言葉が見つからず、ただ呆然と見送るだけだった。以来、彼女からは全く音沙汰がなく、本気で惚れていた彼女と実の娘を一気に失った俺は、「イカせ屋」の仁義を破り報いを受けた自分を激しく悔いる事になった。俺は彼女と娘がその後どこで何をして暮らしているのか知らないし、会った事もない。今でも思い出す度、罪悪感で猛烈に胸が痛む。二度と過ちを起こさぬよう、パイプカット手術を受けたのはこういう事情だ。

 さてそんな俺の事情など知る由もないサヨさんは、安心した様子でとんでもないことを言い始めた。

「あ、あの……もっと、お願いします……」
「悪いが奥さん。アンタのような淫乱さんは俺1人じゃ役不足のようだ」
「イヤッ!」

 サヨさんはよほど良かったと見えて、俺のムスコをギュッと万力のような力で締め付けて硬度を保たせている。が、それは一時的なもので、彼女をさらに歓ばせる力は、俺にはもうない。

「おい、ユウイチ、後は頼んだぞ」
「わかりやした!」

 俺はこの飢えた人妻を、精力があり余り、俺よりサイズのデカいチンポを持つユウイチに回してやることにしたのだ。嫌がるサヨさんを無理矢理引き離すと、喜色満面であっと言う間に服を脱ぎ、仰向けで若い力の漲るペニスを勢い良くそそり勃たせたユウイチの方へ向かわせる。

「ユウイチ、ゴムを付けるのを忘れるな」
「へい、承知しやした」

 ユウイチに俺の失敗を話した事はないが、「イカせ屋」の仁義については、いつも口うるさく言い聞かせてある。素直にサックを勃起ペニスに被せるユウイチを見た俺は安心し、同時に自分のムスコが急速にしぼんで行くのを感じていた。サヨさんは現金なもので、自分よりはるかに若い、息子と言ってもおかしくない年齢のユウイチが、俺よりたくましいペニスをギンギンに勃起させているのを、ウットリと艶めかしい視線で見やると、よろしくお願いします、とペコリとお辞儀していた。今度ケンジ親分に抱かせる時には、三つ指を付いて挨拶するように言っておかねばなるまい。ケンジには調教が終わった女を回す事になっている。ケンジは俺に輪を掛けた女好きなのだ。ケンジの気に入るような女に仕上げると言う目標があるので、俺の仕事も熱が入ると言うものだ。

 人妻としての慎みをかなぐり捨てたサヨさんは、もう本能のままに淫らに振る舞い、ユウイチに覆い被さってそそり勃つペニスをくわえ込むと、はしたない声を上げながら激しく腰を振り始めていた。

「スゲエや! 奥さん、僕のチンポが食い千切られそうですよ……」

 ろくでなしの夫の呪縛から解放されたサヨさんは、テクニックはなくてもサイズが大きく、何よりイキの良いユウイチのナニに、すぐ夢中になったようで、息子のような若い青年を相手に大声でよがりまくりながら大きな乳房とお尻を揺さぶり上げ、見ている方が羞ずかしくなるような派手な乱れようだ。これならケンジ親分に献上しても大丈夫だろう。

「健闘を祈るぞ」

 その言葉は、全身汗みずくで激しく一戦を交えている親子のような年齢差の2人の耳には届いていないようだ。俺は体中に心地良い疲労を覚えながら、昼食をとって昼寝でもするかと、服を着て「仕置き部屋」を後にしたのだった。

「マサキチさん! 起きて下さい、マサキチさーん!」

 どんどんと遠慮のないノックと、そんな俺の名を呼ぶ声でハッと目覚めると、山田組事務所内の仮眠室ですっかり眠りこけてしまっていた。どうやら俺はサヨさんの最後の調教で中出し射精に疲れ果て、昼飯も食わずここで意識を失っていたようだ。

「何でえ、うるせーな!」

 寝起きで不機嫌な俺が中から開けてやると、息せき切ってユウイチが入って来た。

「俺に何か用か?」
「はい! ぜひともマサキチさんに助けて頂きたいことがありまして……」

 俺は「イカせ屋」だ。仕事の性質上、そんなに一刻を争うような急用があるはずはないのだが、何をわざわざユウイチは俺を起こしにやって来たのだろう。

「女の調教を手伝って頂きたいんですが」

 単刀直入にそう切り出して来たユウイチを俺はいぶかしんだ。それは確かに「イカせ屋」の仕事だが、今日は朝っぱらからサヨさんの調教と言う一仕事をこなした所だ。これ以上仕事があるとは聞いていない。そうそうひっきりなしに次々と調教する女が現れるものではないし、飛び込みにしても俺のイチモツは今日はもう使えねえ。ユウイチもそれはわかっているはずなのだが。

「いや、それが……」

 と言う言葉で始まったユウイチの話は、始め俺にとってあまり興味をそそられるものではなかった。ユウイチはサヨさんにさらに3発も精を搾り取られたが、その後昼食の弁当を買いに出掛けて、コンビニの駐車場で1人で座っていた女をナンパして連れ帰ったのだと言う。全く元気がいいというか、見境がないと言うか・・・しかし良く聞いてみると声を掛けて来たのは女の方で、いわゆる「逆ナン」されたと言うのだ。

「で、その女をここに連れ込んだわけだな」
「いえ、それが、どちらかと言えば勝手に付いて来たという感じでして……」

 よくわからないが、積極的な女の子らしい。が、それはユウイチのプライベートな話だ。ワケありの女に因果を含めて性調教するのとはわけが違うぞ。

「この女、どうやら家出娘らしくて、俺に今晩泊めてくれないかと言うのです」
「そりゃオメーの家に泊めてやりゃいいだろう。相手がその気なら遠慮はいらねえ、やっちまいな」

 女とヤリたくてヤリたくてしようのないユウイチには願ってもない話ではないか。ユウイチは安アパートを借りて組の近所に住んでいるが、そこに泊めて楽しんだらいい。一見優男だが、猿みたいに女とヤルのが生き甲斐の男に声を掛けてしまったその娘は哀れだが、ガキじゃあるまい。男の家に泊めてもらえばただじゃすまないことくらい覚悟しているはずだ。

「いえ、まだ陽も高いし、弁当買って帰る所でしたから、とりあえずここへ連れて来たんです。金もなくて腹を空かせてると言うんで、一緒に弁当を買ってやったら喜んで付いて来ちゃいまして」
「そりゃやっぱ勝手に付いて来たんじゃねえよ。オメエが連れ込んだのと同じじゃねえか!」

 どうもユウイチは頭のネジが1本飛んでいるような所がある。弁当を買ってやるからとたぶらかして、暴力団の事務所に家出娘を連れ込むなんて、やってる事は誘拐犯と同じだ。

「そしたらその女を連れてる所をケンジ親分に見られちまいまして」
「それがどうした?」

 どうも話が見えない。

「女を部屋に上げて弁当を食わせている間に、親分に呼ばれまして、家出娘らしいと話すと、じゃあすぐに調教して俺に抱かせろ、と言われるんです」
「ケンジが? それは又急な話だな……」

 胡散臭い。ケンジは無類の女好きだが、それなりの分別もあり、何より仁義を重んじる人間だ。ユウイチのような三下が連れ込んだ、よく正体のわからない女にいきなり手を出すような軽々な行動をするような男ではないはずだが。俺が信じられない、と言った顔をすると、ユウイチは弁解するかのように言った。

「実はこの女、スッゲエ美形なんです。親分さんもそこを見込まれたのだと思います。この女、金になる、とおっしゃいまして」

 ユウイチの言葉は間違いではない。確かに女が美人で若いほど商品価値が上がる。美形、と聞いて俺も少し興味がわいて来た。

「親分さん、その女と痴漢プレイをやってみたい、なんておっしゃるんです。始めは嫌がってる女が、痴漢の指でだんだん感じてしまい……と言うプレイが出来るように、調教しろ、と」

 何だ、それは! 金になるんじゃなくて、ケンジが抱きたくなったと言うだけじゃないか!恐らく今夜サヨさんという素晴らしい人妻を抱くくせに、早くも違う女に食指を伸ばすとは……まあ幼なじみで無類の女好きという共通項を持つ俺達は同じ穴の狢だ。俺はケンジの心を動かした、その美形の家出娘にがぜん興味がわいて来た。

「ところがこの女、仲良く一緒に弁当を食った後で、えっちしようか? と誘ったら、エライ剣幕で怒り出したんです。そんなつもりはない、帰る、って言うんで」

 世間知らずな女らしいが、それでも無理矢理やってしまうのは「イカせ屋」の仁義にもとるぞ。

「暴れるもんですから、ついひっつかまえて手錠で繋いでしまいやした」
「ずいぶん手荒なマネをするじゃねえか……」
「かわいそうですが、親分さんのためですから。今仕置き部屋で裸に剥いて繋いであります」

 ふう~、と俺は大きくため息をついた。暴力団関係者に声を掛けたばっかりに、世間知らずの家出娘は大変な災難に遭ってるわけだ。だが、その娘は本当にそこまでの美形なのだろうか?家出娘と言えば、田舎からポッと出て来たイモ姐ちゃんか、コンビニでウンコ座りしてるヤンキー娘のイメージしか浮かばない俺は、少し疑問を持っていた。

「そこまでやっちまったら、後戻りは出来ねえな。ユウイチ、オメエが声を掛けられたんだろ? 責任を持って抱いて調教してやれよ」

 美人だと言うのには興味をそそられたが、股間がしゅんとしている俺にはちと過酷だ。見習いも数を重ねたユウイチだ。精力は申し分なく絶倫だし、たまには1人で試練を受けさせてやろう。

「はあ、そうしたいのはやまやまですが、この女自分の手には負えそうにねえんで。ここはやはりマサキチさんのお力添えを頂きたいのです」
「俺はまだ当分勃たねえぞ」
 
 ペニスが勃起しないのは「イカせ屋」の仕事には致命的だ。

「そこを何とか。入れる必要があれば、そこで僕が……」

 何と言う虫のいい奴だ! が、ユウイチの頼みとあっては聞いてやるよりあるまい。それに本心を言えば、ケンジにアブない橋を渡る事を即座に決断させた、その娘の「美形」ぶりを確かめたい気持ちもあった。

「仕置き部屋にいるんだな?」
「ええ」
「じゃ、オメエは俺の弁当を買って来い。その間俺がその娘の相手をしといてやろう」

 時刻を確かめるともう夕刻で、中途半端だが昼抜きでは仕事に差し支える。それにある企みも秘めて俺はユウイチを使いにやる事にしたのだ。ユウイチが事務所を出てから、俺はケンジと話をしようと思ったが、広い和室の奴の部屋には鍵が掛かっていた。恐らくサヨさんとお楽しみなのだろう。ケンジは女好きと言ってもひどい浮気性で、1人の女と長く付き合う事など出来ない人間だ。だから今でも独り身だし、「イカせ屋」の俺が調教してやった女を次々に当てがわれて喜んでいるのだ。

 が、ケンジの女の趣味は俺と似通っている。内心かなりホクホクしながら、俺は「仕置き部屋」の扉を開けた。すると部屋の隅にユウイチが言った通り、全裸の女がいた。見ると後ろ手に手錠を掛けられた彼女は、首輪を柱に繋がれ、柱を背にこちらを向いて座らされた両脚が、大きく広げられて足首が手錠で固定されていた。そんな無惨な格好で固定された彼女に近付いて行くに連れて、俺はこちらに敵意を剥き出しにして睨み付けている気の強そうな女の顔を見て、思わず「あっ」と驚きの声を上げそうになった。

「来るなっっ!! オッサンもあの男の仲間かっっ!!」

 オッサン、と来たか。すっぱだかで大きくアンヨを広げた格好で、こんな言葉が吐けるとは、よほど気の強い娘に相違ないが、それより吊り目でキッと睨み付けた彼女の容貌に、俺は信じられないような思いに囚われていた。ソックリなのだ、昔別れたあの女と。俺が「イカせ屋」であることを忘れて夢中になってはらませてしまい、3年足らずの結婚生活を経て、ある日突然娘を連れて俺の前から立ち去った、あの女だ。本気で惚れて愛して子供を産ませた彼女のことを、俺が忘れるわけはない。が、目の前に白い裸身を晒している、目鼻立ちの整った美人は、およそ20年近くも前の彼女とソックリなのだ。俺は時間が逆行したのではないかと言う不思議な思いに囚われながら、女にゆっくりと近寄り声を掛けた。

「お嬢さん、若いのが乱暴なマネをしたようだな。すまねえ、こんな格好にさせて」
「な、何だよ! だったら、早く服を着せろっ!」
「ああ、そうしてやるよ……」
「自分で着るから、手錠を外せっ!」
「それはちょっと我慢してくれ。悪いようにはしねえから……」

 女は俺が何者かわからず、服は着せるが束縛は解かないという意味も図りかねて困惑しているようだった。俺は昔惚れた女とソックリな娘の、裸身を見るのがはばかられて目線を反らす。ある1つの、恐ろしい可能性が頭をかすめたからだ。

「お嬢さん、アンタ高校生か?」

 ユウイチが脱がせたらしき服が、夏服のセーラー服だったので、俺はそんなことを聞いてみた。

「オッサンには関係ないだろ!」
「家出してるようだな」
「早く服を着せろっ!」
「何て名前だ?」
「うるさいっ!」

 せっかく裸を隠してやろうと言うのに、よくそんな強気な態度が取れるものだが、美形の家出娘はどうやら何1つ話をする気はないようだった。やれやれ。お人好しのユウイチは、さぞかし手を焼いたことだろう。これはやはり単に抱くだけでは駄目だ。じっくり時間を掛けて娘の気持ちを揺さぶり、自分の事を話させてから攻略せねばならない。心を開かせなければ、本気で女を感じさせることは出来ない。それに娘の素性を確かめないことには、俺はとても手を出す気になれなかった。

 俺の弁当を買って戻って来たユウイチは「仕置き部屋」に入ると、女が裸でなく着ていたセーラー服に戻されているのに驚いていた。それでも両手は背中で手錠を掛け、首輪は高い位置からギリギリとチェーンで吊って、ピンと姿勢良く立ち続けねばならない拘束を施していた。これは想像以上に体力を消耗する辛い姿勢であるが、娘は自分を拘束した張本人であるユウイチを見ると柳眉を逆立て、怒りに燃えた形良い二重まぶたの瞳で睨み付けてまだまだ気力が衰えていない様子である。

「女の子にこんな事していいと思ってんの! 最低だわ、いい加減に離しなさいっ! 警察に突き出すわよっ!」

 俺に対してはシカトを決め込もうとしていた娘だが、歳の近いユウイチにはベラベラと文句をまくし立てていた。俺はユウイチがどう答えるか黙って見ていたが、情けないことに俺に泣き付いて来た。

「マサキチさん。ずっとこの調子なんです。一体どうしたらいいんでしょうか?」

 やれやれ。スッパダカに剥き両脚を広げて拘束した女にののしられて、どうして良いかわからず頭を抱えているユウイチの姿を想像してしまい、俺はあまりの情けなさに嘆息してしまった。仕方ない、少し助けてやろう。俺はユウイチが戻るまでに準備していた小道具を使う事にした。

「お嬢さん、聞かれたことには答えず、口汚く人をののしるだけの口ならいらないな」
「な、何すんだよ! やめろっっ!!」
「ユウイチ、そこのボールギャグとクスリのアンプルを取ってくれ」

 俺は不自由な体で暴れる女の顔をつかみ、鼻をきつく摘んだ。そして仕方なく空いた口の中にアンプルに入った薬剤を流し込み、柔らかい球状のボールギャグと呼ばれる口枷を噛ませていった。本格的なSMプレイ用のもので、言葉を封じしゃべろうとすればボールに空いた穴からダラダラと涎がこぼれて屈辱を煽るという代物だ。

「ついでに目隠しもしといてやろう」

 少々暴れても外れない頑丈な目隠しまでしてしまうと、娘がハッキリ動揺の色を見せて、醜く歪んでしまった美貌にうっすらと赤みを走らせたのがわかった。しめしめ。さっそく小道具が確実な効果を示し始めたようだ。俺は立たされたセーラー服の美少女の前にどっかと腰を下ろすと、弁当を食べ始めた。

「おい、ユウイチ。オメエ、いきなり裸にするなんて無粋なマネをするもんじゃねえよ」
「は、はあ、そうですか……」

 イマイチ理解し難いらしい。

「こういう綺麗なお嬢さんは、着飾った所を愛でる所から始めるのが礼儀ってもんよ。どうだ、セーラー服を着てる方が魅力的とは思わねえか」
「そ、そうですね……」

 裸の方がいい、と思ってる口調だな。まあ良い。個人の趣味は別にして、着衣のまま辱める「イカせ屋」のテクニックは会得してもらわねばなるまい。

「スカートをめくってみな」
「へい、わかりやした」

 娘の体がビクンと不自然に慄えるのがわかった。ユウイチの手がやや短めのスカートに掛かると、スラリと伸びたカモシカのような脚がおののいていた。

「何が見える?」
「白いパンツです」
「オメエ、パンチラは興奮しねえか?」
「いえ、大好きです」
「だろう? もっとパンチラしやすくなるように、スカートをガッと上げてやれ」
「んんっ!」

 だんまりを決め込もうとしていた娘も、ユウイチがあり得ない程の長さの、太股は露わパンツが見えるギリギリと言う所までスカートを上げてサイドを止めてしまうと、何か言おうとして言葉にならない呻きを洩らした。が、まともにしゃべれないのはもちろん、ボールギャグから冷たい唾液がこぼれて落ちるだけだ。目の見えない女は、自分がどれだけ羞ずかしい格好にされ、惨めな立場に置かれているのか想像するよりなく、そして頭の中の想像は現実よりずっと膨らんでしまってますますのっぴきならない気持ちを掻き立ててしまうのだ。

「ユウイチ、おっぱいは好きか?」
「へえ、もちろん」
「じゃ今度は胸元を緩めて、ブラが見えるようにはだけてやれ」

 ユウイチの手がセーラー服の胸元の邪魔な大きなリボンを取ってしまうと、女の美貌がさらに泣きそうに歪んだ。わかったか、ユウイチ。いきなり裸に剥くなんざ、「イカせ屋」失格だぜ。こうやってジワジワと着ているものを剥ぎ、女の羞恥心を煽り立て興奮させてやるんだ。 そしてそれはもちろん、こちらに取ってもお楽しみの時間だ。ユウイチもそれはわかるようで、まるで飢えた獣が獲物を前にしたように鼻息も荒く目はギラギラして、ズボンの前は小山のように張り切らせている。俺が見張っていなければ、間違いなく女に襲い掛かっているだろう。そこを我慢するのが、「イカせ屋」修行の第一歩と言っても良い。

 ともあれ何とか自制を保ったユウイチの手によって女の胸元はだらしなく緩み、白いブラジャーと乳房の膨らみがわずかに覗ける、扇情的な眺めが露わになった。手足の長い八頭身美人にしては、意外なくらいに豊満な胸に、ユウイチはゴクリと音を立てて唾を飲み込んでいる。いいぞユウイチ。お前が興奮してチンポを勃ててしまっている事を、五感を通じてはね返りの家出娘に伝えてやるんだ。

「よし、ユウイチ。俺の隣に来て座れ」

 立たされている娘のすぐ前に陣取り胡座をかいて座ると、女性としては長身の彼女をローアングルから眺める絶景を楽しむ事が出来る。短か過ぎるスカートの下からハッキリと白いものがチラチラと覗けて、男心をくすぐって止まない悩ましい眺めだ。パッと見るとスラリと長いため細身に見えた娘の真っ白いすべすべの脚は、至近距離で眺めると若さに溢れた健康的な肉がミッシリと付いており、ムチムチした太股の嫌らしさは、俺でさえ唾が余計に出て弁当を食べる差し支えになる程だ。

「どうだユウイチ。裸もいいが、こういうのもいいだろう」
「さ、最高っす。メチャ興奮するっす……」

 若者風にしゃべり口調が乱れて気になったが、それだけ本気で興奮しているらしい。長身でスタイルの良い娘は、この破廉恥なセーラー服姿が実によく嵌って、俺の股間もムズムズするのを感じたくらいだ。

「じゃあ、お嬢さんのパンツとブラを見ながら、せんずってやれ」
「わかりやした!」

 コイツ、今日何発目なのか知らないが、すぐにズボンをずらしてシコシコやり始めた所を見ると、まだ全然平気なのだろう。全く恐れ入った絶倫ぶりだが、俺とて若い頃はそうだったのだ。それにこんな素晴らしいオカズを前にして勃たないようでは困る。残念ながら俺は不十分な固さにしかならないが。この娘は「せんずる」と言う言葉の意味がわかるだろうか?いや、わからなくても良い。今すぐ教えてやろう。俺はユウイチがモロに股間を露出してはげみ始めると、立ち上がり娘に近寄って言った。

「お嬢さん、いい物を見せてやろう」

 サッと目隠しを外したその瞬間、娘はアッと驚いた様子ですぐに顔を反らし目をつむってしまった。その反応からして、一瞬でもユウイチが手でしごいている大きなイチモツを目にしてしまったに違いない。それで十分だ。娘の脳裏にはその嫌らしい男根の残像が残って離れず、あらぬ想像をたくましくしてしまうことだろう。

「ははは、見ないのか? なら、目隠しを戻すぞ」

 目隠しを再び嵌めてしまった娘は、今や狼狽の色も露わに、首筋まで美しい桜色に染めている。とても色白なので血管までうっすらと透けてこの上なく悩ましい。

ーーアイツと一緒だ……

 こんな所まで今だに記憶に鮮明な彼女にソックリなのは驚くべき事で、俺はもうこの娘の素性を勝手に想像して確信に近いものを得ていた。

ーーまさか……まさか、そんなことは……

 こんなあり得ない偶然がそうそうあってたまるか。が、確率論を無視して俺の前に現れた、かつて愛した女にソックリの美女を前に、俺は年甲斐もなく全身が慄えるばかりの感激で凄まじい興奮に包まれていた。

ーー落ち着け!

 俺は自分を叱咤した。全くユウイチのことを笑ってはいられない。ふと目を落とすと、ユウイチは元気良くせんずりに没頭していた。

「ユウイチ、出そうか?」
「へ、へえ、もうじき……」
「チンポを持って、こっちへ来い」

 娘の体がビクッと反応した。

「よし、ユウイチ、ソイツをお嬢さんのオテテに握らせてやれ」

 長身のユウイチが娘の背中に回って、爆発寸前のイチモツを当てがえば、ちょうど手錠を掛けられた手に当たるという案配だ。

「あ、あの、握りつぶされたらどうしやしょう?」
「馬鹿野郎っ!」

 全く情けない野郎だ。俺の低い声で叱られたユウイチは、おっかなびっくり焼けるように熱い肉棒を娘の白くて小さな手に握らせていった。すると娘は男を心地良く刺激してしまう優しさでソレを握ったので、ユウイチは有頂天になり顔をほころばせていた。うすうす勘付いてはいたろうが、目が見えず何かわからない人体の一部らしき肉塊を握り潰すような勇気を発揮出来る女性はまずいない。目隠しと口枷は間違いなくどんな勝ち気な女性でも女らしく懐柔してしまう効果があるのだ。そして万一自分の握らされている物体がおぞましい男性器だとわかったとしても、それが自分の体に触れて興奮しドクドクと脈動している事を感じ取った女性は握り潰すような無礼なマネは絶対に出来ない。それが女性の本能というものだ。

「よし、ユウイチ、出してやれ」
「わかりやした!」

 もう自分の手に握らされた物の正体がわかっていたであろう娘は、ソレがドピュッと勢い良く粘液を放出して手やスカートを汚したのをどんな思いで感じているだろうか?

「へへへ、お嬢さん。逆ナンした彼氏が、アンタの体に興奮して出しちまったぜ。嬉しいだろう……」
「んんーっっ!!」

 娘は何やら呻いたが、ますます唾液が顔を汚して汚辱を味わわされるだけの事だった。

「ユウイチ、夜までおあずけだ。続きは晩飯を食ってからだ」
「え!? マジっすか……」

 ここで一旦引き上げようとする俺の提案に、ユウイチは本心から驚いた声を出した。こいつの単純な頭では、早くも目隠しと口枷に参ってしまい、女っぽくなって来たはねかえり娘を放っておくなど考えにも及ばないのだろう。が、ガッツかないのが「イカせ屋」の最も大切な心得なのだ。特に気が強く、こちらに敵意を剥き出しにするようなこんな女は、なにもせずほっておくいわゆる「放置責め」が一番だ。心を閉ざし頑なに身を固めようとしている女性に対して、ジタバタと行動を仕掛けるだけが能ではない。

 不服そうなユウイチを連れ出し「仕置き部屋」に外から鍵を掛ける。放置された娘はわけがわからず、頭が混乱しているに違いない。目が見えず口も利けない彼女にとって、半ば蒸し風呂のような体力を消耗する部屋の中での数時間は永遠にも思われる長くて辛い時間となるだろう。部屋を出るなりユウイチが言う。

「あのクスリは何ですか? 媚薬でしょうか?」
「馬鹿言え。んなもんが信用出来るか!」

 ギャグを嵌める時、娘の口に流し込んだアンプル薬剤の事だ。俺は基本的に媚薬だのと言う、女をその気にさせる薬なんざ、大した効果はないと思っている。そんなのを信じるのはエロ小説の読み過ぎだ。そんな不確かなものでなく、女の性調教に確実な効果のあるクスリを使ったのだ。

「あれは利尿剤さ。ションベンが近くなるクスリだ」

 下剤でも良かったのだが、そこまでやらなくても十分だ。意味が分かりかねているユウイチも、その現場で女の反応を見れば納得出来るだろう。

「俺はもうちょっと仮眠を取るから、オメエ晩飯も弁当を買って来てくれ。2時間たったら起こしに来い。別嬪さんを眺めながら晩飯だ」
「はあ……何だか気の長い話ですねえ」

 泊まる場所のない家出娘の調教だ。時間は有り余るほどある。急いては事をし損じると言うではないか。それに正直な話、今の所ムクリとも反応しない俺のムスコに、少しでも活力を与えたかったのだ。ユウイチにとどめを任せるつもりだったが、あの、昔惚れた女にソックリな美女を見てしまった後では、とても放ってはおけなかった。万一それが人の道に外れるような事になろうとも。

 約束の2時間後過酷な状態で放置しておいた娘は、全身にビッシリと玉の汗をにじませ、ボールギャグから垂れ流し状態の涎が床にまでこぼれ落ちるという、見るも無惨なグショグショヌルヌルの中、俺たちの気配を感じると明らかにビクンと反応を示していた。

ーーちとやり過ぎだったかな?

 このシビアな蒸し暑さを計算に入れていなかった俺は、まるで水の中から上がったようなウェットなセーラー服美女の姿にそんな感想を持ったが、この状態を2時間耐え抜き泣きもせず理性を保っているらしき娘を見て少し安心した。下手をすれば精神に異常をきたしてもおかしくない。放置責めはそれほど過酷な責めなのだ。俺達は先程と同様、娘のすぐ前にどっかと腰を下ろし、弁当を広げて水から上がった人魚のようなびしょ濡れの美女を見上げた。ここから後はユウイチに任せてある。頭の回転のにぶいアイツのために、始めの手順もしっかり教えてやった。後はユウイチを見守り、必要に応じて俺も手伝う心づもりだ。

 が、手を出す事はしても、絶対に声は娘に聞かせない。娘に、襲っているのがユウイチだけだと思わせるためだ。残念ながらこの子は俺には心を開いてくれそうにない。それはさっきの反応でわかっていた。ユウイチだけだと思えば、もともと自分から声を掛けたくらいだから、心も体もたやすく開いてくれるに違いない。

「やあお嬢さん、待たせたね」
「んーっっ!!」

 驚いた。娘は惨めになるだけなのに、それでも何か口にしようとしていた。絶対にシクシク泣いているに違いない、と思っていた俺は、この娘の思った以上の気丈さに感心し、同時に「イカせ屋」の本能で嗜虐欲がムクムクと目覚めて来るのを感じていた。勝ち気で弱みを見せない女を征服するのが、俺たちにとって至上の歓びなのである。ユウイチよ、頼んだぞ。

「いやあ、汗びっしょりだね。だけど、ここは何だか汗だけじゃないみたいだぞ」

 ユウイチは無遠慮にミニスカの中に手を突っ込み、予定通りのセリフを吐いた。実際には全身びしょ濡れ状態なのでちと勝手が違うが、娘に恥辱を味わわせるにはまあ、問題ないだろう。

「パンツが濡れ雑巾みたいになってるぞ」

 よし、脱がせろ!

 ユウイチは俺の目論見どおり、本当に濡れ雑巾状態で股間に貼り付いていた娘の自前のパンツをずり下ろしていき、長い脚の先から抜き取るとそれを娘の塞がれた目の前に持っていき、くんくん鼻を鳴らしてかいでみせた。なかなかやるじゃねえか。まあ、入る前に予習しといた通りではあるが。

「う~ん、これはお嬢さんのおしっこの臭いだぞ。な~んだ、おしっこ洩らしちゃったんだ、きったねえ~」

 ユウイチはそう大きな声で言うと、その小便と汗にまみれた布切れで娘の顔にびっしり浮かぶ汗を拭くというかわいそうな行為を仕掛けた。すると、娘の顔が辛そうに歪み、とうとうシクシクと泣き始めたではないか!でかしたユウイチ。その調子で頑張れ。

「パンツをおしっこで汚したくらいで泣かないでいいんだよ。僕が新しいパンツをはかせてあげるよ」

 ユウイチはそう言うと、準備していたまっさらのパンツを娘にはかせた。いわゆる「ヒモパン」なので、脚に通す必要がなく面倒がなくて良い。股座に当たる布地が極小でスケスケ、クロッチの部分も薄地で、その部分を隠す用途は放棄した、鼻血の出そうなエロパンツである。目の見えない娘にも羞ずかしいデザインのパンツである事はわかっただろう。

「うわあ、えっちなパンツだなあ~ 僕、又こんなになって来ちゃったよ」

 次第にコツを会得して来たユウイチはノリノリになり、さっさとズボンとパンツを脱ぎ捨て下半身を露出させると、元気一杯のペニスを再び娘の後ろ手錠の手に握らせる。

「よ~し、そのまま優しくニギニギしててよ~ 僕出しちゃうからさ……」

 オイ!さすがにやり過ぎじゃねえのか? いくら絶倫のユウイチでも、ここで出して大丈夫か?が、俺の危惧はそっちのけで、ユウイチは本気でビュッと出してしまったようだ。お前一体何回出せるんだ? 人間業じゃねえぞ……

「へへへ、僕のザーメンもお顔に塗ってあげよう……」

 ううむ。ここで射精するなんて思いも寄らなかったので予習してなかったが、ユウイチはやれば出来る子のようだ。まるで乳液で化粧するみたいに、ユウイチの精液を顔に塗られた娘は、かわいそうにますます泣きじゃくり始めた。そろそろ、次の手順だぞ・・・ここでユウイチはボールギャグを外し始める。女が泣いたら、自分の事をしゃべらせろ、と言い聞かせてあったからだ。大量の唾液でベトベトに糸を引いているボールを吐き出すと、目隠しだけで女の整った美貌が現れ、俺はどうしても見とれてしまった。絶世の美女とはこの子の事を言うのだろう。ケンジが一目で食指を動かしてしまったのもうなずける。そうだ。20年前の俺も、一目で心を奪われてしまったのだった……

「さあ、お嬢さん、もう質問に答えてくれるね?」

 すると泣きながらも、コクリとうなずく娘。ようやく素直になり、自分の事を話してくれるようだ。

「君の名前は何て言うの?」
「……まなみ」
「お母さんの名前は?」
「あさこ」
「お父さんは?」
「いません」

 その後もユウイチは事細かく質問を続けていたが、俺の耳にはほとんど入らなかった。俺は何とも複雑な感慨にふけりながら、この子に手を出しても良いものか、そんな罪深いことが許されるのかと、激しく揺れる胸の内で自問自答していた。が、皮肉な事に、俺のそんな大いなる迷いをあざ笑うかのように、股間にようやく血が集まり始めムクムクと臨戦態勢が整いつつあったのである。

「どうして家出なんかしたんだい?」
「大人は汚いから」

 ぎくり。ユウイチの質問は続き、俺の胸はキリキリと疼いた。

「どういうこと? お母さん、嫌いなの?」
「お母さん、嫌い……あんな女の所に帰りたくない」

 そこまで聞き届けた時、俺はたまらなくなって立ち上がり、猛烈な勢いでピシャリと娘の頬を叩いていた。そうしてからすぐに下がり、全く味の感じられなくなった弁当を無理矢理胃に流し込む。娘はショックですすり泣きから号泣へと変わって、もうとても見ちゃいられない感じになって来た。これまで見たこともない俺の激しい行動に、ユウイチもビックリ仰天していた。激しく泣き始めた娘におろおろしながらも、火の出るような俺の平手打ちの気持ちが伝わったか、懸命に娘に話し掛けていた。

「お母さんは女手一つでまなみちゃんを育ててくれたんでしょう? 何があったのか知らないけど、お母さんの気持ちもわかってあげなきゃ。君はもう子供じゃない、立派な大人なんだからさ……」

 何ともいたたまれない空気の中で、ユウイチの説教はこんこんと続いた。

「よ~し、それじゃ今から楽しい電車ごっこだよ~」

 ユウイチが努めて楽しそうなノリでそんな事を言うと、ケンジからリクエストのあった「痴漢プレイ」を楽しむために、マナミににじり寄って行った。俺の突然の強烈な平手打ちと、それに続くユウイチのただたどしいが懸命な説教は、この親不孝な家出娘の心を意外に揺さぶったようで、次第に泣きやんだマナミは親に感謝することの大切さを切々と説くユウイチに向かって、しゃくり上げながらハッキリ

「ごめんなさい」

 と口にしたのだ。俺はケツがむずがゆくなるような居心地の悪さを感じていたが、結局彼女は父親の愛情に飢えていたわけだ。母親のアサコは父親のいないハンデを埋めようと、きっと厳しくしつけたに違いない。が、その結果が家出して、暴力団の事務所で陵辱を受ける羽目になった哀れなマナミの姿だ。が、ここで引き返すわけにはいかない。ようやく心を開いたマナミに再び被虐の歓びを煽るボールギャグを嵌め、後は二度と家出しようなどと思わないよう、とことん女の快楽を味わわせ、性の歓びにのたうち回らせてやるのだ。それが「イカせ屋」の父親としての、この子への罪滅ぼしだ。

「マナミちゃんは満員電車に乗りました。すると後ろから男の人が何か押し付けて来たのです」

 ユウイチはマナミの背中にピタリとすり寄ると、又もや若さに溢れる勃起ペニスを手錠の嵌った手に握らせる。すっかりこのプレイが気に入ったようだ。が、マナミは嫌がるそぶりも見せず、自分からしっかりと両手でユウイチのナニを握り締めると、もう諦めたかのように羞じらいながら顔を伏せた。表情はわからないが。よし、なかなかいい感じだぞ。

「満員電車で動けないのをいい事に、痴漢がおっぱいを触って来ました~」

 ユウイチの手がだらしなく緩んだマナミの胸元に侵入する。そして痴漢にしては大胆に、ブラのホックを外してむしり取ると、両手で乳房をムンズと掴む。馬鹿野郎、もっと優しくしねえか! 俺はまるで娘の初夜を眺めている父親のような倒錯した心境に陥り、ユウイチの下手くそな愛し方がマナミを冷めさせてしまわない事を祈るような気持ちだった。そんなに鷲掴みにしたら、痛がるじゃねえか!もっと優しくソフトに弄ってやれば、乳房への愛撫だけで女を歓ばせ、絶頂に導いてやる事さえ可能だって言うのに。

 ああ、もう見ちゃいられねえ! 俺はたまらなくなってなるべく気配を殺しながら立つと、ユウイチにおっぱいを強く握られて辛そうなマナミに近寄っていった。無言で目配せをすると、ユウイチの片手に替わって俺の手がマナミの片側の乳房をまさぐる。立派に成長した汗みずくの豊かな膨らみに感激しながら、頂点の実をまずソッと摘んでやると、既に半分固くなっていたツボミがあっと言う間にグングンとそそり勃ち、弾力のある石のようにプリプリになって行った。

「んん~っっ!!」

 俺のホンのワンタッチで悩ましい淫声をくぐもらせるマナミを見たユウイチは、形だけでも俺を見習い、膨らみを離して乳首をソフトに摘み上げて行った。そうだ。あくまで優しく愛情を込めて弄ってやるんだ。そして声が出るのを我慢出来なくなるくらい女が感じてしまったのを確認してから、ゆっくりと刺激を強めて行くんだぞ。俺はマナミの乳首をしばらく撫でさすりコロコロと転がしてから、おもむろに乳房全体に手を掛けた。両手を使えねえから、人差し指と中指でキュッと先端を摘んでやってから、ゆっくりと膨らみを揉みほぐしに掛かる。まだ成人前とあって弾力十分の若さに溢れながら、女らしい柔らかさを併せ持つ素晴らしい乳房だ。俺はここまで立派に成長させたアサコに感謝しながら、優しく慈しむように膨らみを揉み続けた。

 ユウイチも俺のやり方をまねてゆっくりと乳房をこね始めたが、もちろん全く同じではない。もう少し上手に出来ないものかと思ってしまうのだが、マナミにとってはカルチャーショックを覚える程の刺激的な乳揉みだろう。なぜなら双つの膨らみを違う男の手で愛撫されるのは、普通の女性なら一生味わう事のない行為で、女体には非常に応える贅沢なプレイだからだ。片側の乳房に込み上げる快感に抵抗しガードを固めようとすれば、全く違う感触とテクニックで責められるもう片側のガードがおろそかになって良くなってしまい、いつの間にかガードを諦めて快楽に身を任せるよりない状態に陥ってしまうのだ。だからユウイチの乳房揉みが少々乱暴で下手くそでも、それはそれでマナミにとっては新鮮な刺激になってしまうので構わない。目隠しとボールギャグで顔が醜く歪み表情がわかりにくいが、マナミが俺たちの手指が乳房に食い込むがままにビクンビクンと体をおののかせ、感じ入ってメロメロになっているのはユウイチにもわかるだろう。
 
 こうして俺とユウイチの愛情たっぷりの乳房揉みが続くと、どうしようもない快感に酔って悶々と上体をくねらせるマナミに、俺はもう我慢が出来なくなった。ユウイチに目で合図すると、乳房を揉みほぐしながら先端の可憐な蕾に唇を被せて行く。ユウイチも同じように準備をしたのを確認すると、俺はチューッと強く吸い上げてやり、それにならったユウイチも乳首を吸う。

「んんんーっっっ!!!」

 ガクガクと上体を痙攣させ、一際大きな呻き声を洩らすマナミ。俺はユウイチを小突いて言葉を促した。女がイッタら、必ず言葉を掛けてやるんだ。見習いで俺を見てれば、わかるだろう?

「あれえ? もうイッチャッタのかな、マナミちゃん。おっぱいだけで気をやるなんて、君ってえっちなんだね」

 完璧だ。マナミを嫌らしく言葉責めするユウイチに、少しカチンと来たが、それでいい。遠慮無くもっとネチネチといたぶってやるんだ……もうマナミにも、自分を責めているのが1人ではない事がわかっているはずだが、俺自身の自制が利き辛くなって来た。次は下だ。俺はユウイチの言葉を待たず、乳房を握り締めたままもう片手を超ミニスカの下にもぐらせた。

「痴漢の指はとうとうマナミちゃんのスカートの下に入って来ました!」

 ユウイチも遅ればせながら手を下にやる。そして俺の顔を見てニヤリと笑いやがった。

「あれえ? マナミちゃん、又おしっこ洩らしちゃったのかなあ~」

 さっきはき替えたばかりなのに、汗ではない液体のベットリと付着したエロパンツを、俺とユウイチは協力して太股の半ばあたりまでずり下げてやった。中途半端な脱がせ方がより一層マナミの被虐の歓びを煽るだろう。

「痴漢の指が、マナミちゃんの一番大切な所に侵入しま~す」

 乳房を優しくこねながら、もう2本の手指が股間を蹂躙する。下手くそなユウイチに任せてはいられない。俺はマナミの一番感じるクリトリスを探り当てると、壊れ物を扱うようにソフトなタッチで被さっていた包皮をめくってやった。電車の痴漢に出来るとは思われない微妙な行為だが、これをされて平気でいられる女性は絶対にいない、強烈にエロティックなテクだ。

「んんーっっ!!」

 恐らく体を突き抜けるような鋭い快感に貫かれたであろうマナミが、たまらず悲鳴をくぐもらせる。俺はさらに露出した女芯をキュッと指で摘み、それから指を1本ジクジクと淫蜜を分泌している花弁にソロソロと含ませて行った。中はもう溶岩のように真っ赤に焼けただれて異様に熱い。マナミのその部分は狭小で、指1本含ませるのさえ強い抵抗を感じた。ソフトに摘んで微妙に慄わせる指に囚われヒクヒクと快楽にビクつく感覚の塊を楽しみながら、俺はマナミが処女なのではないか?と不安を感じた。だとすればココをユウイチには任せられない。俺は所在なさげにしているユウイチの手指を、他の箇所に導いてやった。

「お~っと、痴漢の指はオシリを弄って来ました~」

 ユウイチの指が無遠慮にブスリとアナルを貫いても、全身を生まれて初めての快感に揉み抜かれているであろうマナミには抵抗すら出来なかった。それどころか、その瞬間マナミは下半身をガクガクと強烈に揺さぶって、アクメを晒していたのである。

「オシリが感じちゃうんだ、マナミちゃん。ヘンタイなのかなあ~?」

 うるさい! 俺はもう激情を抑えられなくなって、「痴漢プレイ」も忘れ、ユウイチに尻穴を弄らせながら、マナミのはしたない超ミニスカにノーパンの股間の前にひざまづいた。汗とおしっこと愛液の入り交じった刺激臭がプーンと鼻につき、俺の眼前にマナミのグショグショの股間がモロに迫って来る。昔よくおしめを替えてやったり、風呂に入れてやったりしたあの幼い割れ目が、今立派な大人に成長してジクジクとラブジュースを吐き出しながらハッキリと男を求めている淫猥な眺めに、俺は感無量となり頭をクラクラと痺れさせた。それから勇気を奮い起こして、その蠱惑的な女のいのちに口を付けた俺は、あらぬ限りの口唇テクニックを駆使ししゃぶり上げてマナミに素晴らしい歓びを与え、アナルに指を打ち込んだユウイチの援護もあって、2度3度と天国に送り込んでやる事に成功した。

 ふと気付くと俺の股間は完全に猛り狂い臨戦態勢となっていた。マナミは恐らく処女だろう。が、これだけ手順を踏み懇切丁寧に準備を整えてやったマナミは、さほど苦痛を覚えずロストバージンを経験する事が出来るに違いない。そしてその相手は?

「ユウイチ、後は任せたぞ」

 小声でそう言い残し、意外そうな顔をしたユウイチとマナミを残して、俺は「仕置き部屋」を後にした。弁当を少ししか食べていなかったので腹が空いていたが、食事を取る気分ではなかった。家に帰る気にもならず、仮眠室で酒をあおりながら俺はいつしか眠りこけていたのである。 

「マサキチさん! 起きて下さい、マサキチさーん!」

 どんどんと遠慮のないノックと、そんな俺の名を呼ぶ声でハッと目覚めた俺は、部屋の入口から顔をのぞけているユウイチと、床で眠りこけたまま応対した。

「マナミちゃんが帰る所です。一緒に見送りませんか?」
「馬鹿言うな!」

 2日酔いで頭がガンガンしている俺に一喝されたユウイチは、すごすごと出て行った。マナミはアサコの待つ家に帰る事を決意したのだろう。空気の読めないユウイチが、マナミをケンジに差し出して面倒な話にならねば良いが、と心配していたが杞憂だったようだ。

「お世話になりました、って最敬礼して帰って行きやしたよ」

 マナミを見送ってから戻って来たユウイチは、それから昨夜からの事を話してくれた。あの後ユウイチはマナミの拘束を解いてやり、お互い全裸で一緒に弁当を食べたと言う。

「いやあ、女の子ってイカせてやると、あんなに素直でかわいらしく変わるもんなんですねえ。一緒にご飯食べてからえっちしましょう、って言うもんで、マサキチさんの置いてった弁当と僕のを食べたんです。そしたらマナミちゃん、ふざけて、はい、あ~ん、なんてやって来るんですよ。まるで新婚さんになったようでやした」

 そうかい、それは良かったな。俺は馬鹿馬鹿しくて言葉を挟む気にもならなかった。

「その後は、マナミちゃん、もう凄かったっす。俺のチンポをくわえ込んで、腰を振りまくりのイキまくりで……」

 俺はマナミが処女だったかどうか、聞いてみたかったが、嬉しそうにベラベラとマナミとのセックスを語るユウイチを見ているとどうでも良くなって来た。適当に聞き流していた所、ユウイチが最後に妙な事を言った。

「この子、変な癖があるなあ、と思いやしたのは、イク直前になると、パパー、パパー、って言いながら気をやるんですよ。ファザコンなんすかね? でもお父さんはいないって言ってたのに……」

 悪酔いでまだガンガンする頭を抱え、苦虫を噛みつぶしたような顔でユウイチの話を聞いていると、ドンドンと大きなノックが聞こえた。

「マサキチはいるか!」

 ケンジだ! ヤバイ。マナミを勝手に帰らせてしまった事を咎めに来たのだろうか。が、幼なじみのケンジはそんな小さな人間ではなかった。

「上玉の入荷だぞ。30手前のOLだそうだが、とびきりの美人だ。借金で首が回らなくなったワケありだ、遠慮なく調教してくれ。会社の上司とセクハラプレイをやってみたいんだ、頼んだぞ!」

 こうして「イカせ屋」の又新しい1日が始まった。

~おしまい~


 
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