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プチSM千夜一夜ものがたり第36夜「SMごっこ2」


SMごっこ2


 高校時代弟の翔にSM調教され犯される近親相姦の歓びにドップリと浸かっていた恵美。弟への道ならぬ想いを断ち切るため県外の大学に進学した恵美だが、彼氏を作り抱かれても濃厚な性の歓びを知っている身体は決して満たされる事はなかった。そしてお盆に帰省した恵美はセクシーなミニスカ姿で家族を驚かせるが、翔は姉の気持ちを逆撫でするように美少女の彼女を家に連れ込んでSMプレイを施す場面を、あえて覗かせる。ショックを受けた恵美は、ついにある決断を下して……(約1万7千字) 



プチSM千夜一夜ものがたり 第2期 目次
「卒業生代表、答辞」
「はい」

 大きな声でしっかり返事をした私は、作法に則って粛々と壇上へと進んだ。

 今日は私の卒業式。空手のインターハイ優勝と言う偉業を成し遂げた私は、それを認められて代表に推挙され、皆の前で式のハイライトである答辞を読むと言う栄誉を手に入れたのだ。両親も大喜びで、今頃パパはビデオカメラを回しているに違いない。

 でも私がその視線を意識しているのは弟の翔だけ。壇上に上がり、在校生の並んだ中にめっきりたくましく男らしい少年に成長した美形の弟の姿を探した。

 いた。黒い詰め襟の男子が並ぶ無個性な集団の中で、抜きんでて背が高く頭が首1つ突き出ている翔の姿を見つけた私は、彼だけにわかるようニッコリと微笑んでやろうと思ったのだけれど。

 何てこった。翔のやつ、男のくせにメソメソと泣いてやがる。全く最後まで情けない、ヘタレの弟だ。コイツには最愛の姉の巣立ちを笑顔で見送ってやろうと言う度量はないのか。ああ、ダメだ。私まで涙で目がかすんで来たではないか。いきなり涙声で始まる答辞など、みっともないことこの上ない。

「桜の花も……ほころび……」

 情けないことに涙をボロボロ流しながら、しゃくり上げるように詰まり詰まりゆっくりと答辞を読み上げると、会場のあちこちからもらい泣きの声が聞こえて来た。恐らく女子はほぼ全員、涙で顔をぐしょぐしょにしていたのではないか。でもスカートの中までぐしょぐしょにしている子が、私の他にもいただろうか。

「……みんなで力を合わせた体育祭。楽しかった思い出が走馬燈のように……」

 決まり文句の羅列みたいな答辞を読みながら、私の頭の中には翔と過ごした思い出が走馬燈のように駆け巡っていた。甘えんぼでヘタレで、私が助けてやらねば何一つ満足に出来ない翔。でも、あの「SMごっこ」を経験し、超えてはならない一線を超えてしまった日から、私たちは仲の良い姉弟と言う関係をはるかに超えた濃密な繋がりで、夢のように楽しい毎日を過ごしたのだ。

ーーあ~っっ!! し、翔っっ!!

 アイツ、ぼろぼろ泣いてるくせに、えっちの方だけは抜かりがないのか。ついに乳首に貼っていたリモコンローターが、ブルブルと心地良い振動を起こして来ると、トロけるような心地良さで、私の答辞を読む声はますます慄えて詰まりがちになる。

 そう。えっち方面にだけその才能を発揮する翔が、学校生活の間中私の体に装着して、手に持つコトローラーで自在に快感を与え、数え切れないアクメを搾り取ってくれた淫らなリモコンバイブは、今日も私の気持ち良い箇所にピトリと密着して取り付けられている。みんなの前で卒業式の答辞を読むと言う晴れ姿の私は、否応なく凄まじい興奮に巻き込まれて、乳首ローターだけで早くもイッテしまいそうな強烈な快感に、心中悲鳴を挙げていた。
 
 乳首だけで体中がトロけてしまいそうな程気持ちいいのに、クリちゃんやアソコ、そして私の一番の急所に翔の手で育てられてしまったアナルまで、素晴らしいバイブが掛けられたら、一体私はどれだけ淫らにみんなの前で乱れてしまうことだろう。翔との背徳の官能で塗りつぶされた私の高校生活の幕切れには、ふさわしい夢の快楽舞台かもしれない。

「……卒業生代表、西沢恵美」

 万雷の拍手と、雨あられの涙の中、私の晴れ舞台は終わった。インターハイの決勝戦など比べものにならない程の緊張感とスリル、そして至福の快楽に満ちた答辞の間、私は3回も極めていた。特に終了直前アナルバイブが動いた時には、脳天が砕かれそうな強烈な快感に襲われて、よくその場でしゃがみ込んだりしなかったものだ。これも日々翔がえっちを鍛えてくれたからに違いない。

 厳粛な式典の中、壇上でみんなに見られながら極めてしまった3連続アクメは私の身も心もトロトロに蕩かせ、まるで雲の上の天国をフワフワと漂うような非現実的なイメージに囚われながら壇を下りた時、私の内股をツーと冷たい液体が滴り落ちたことを、誰かに気付かれただろうか。

  その夜、空手部の人たちとのお別れパーティーを、「彼氏と会うから」と言って早めに退出した私。あの日目撃されてしまった、ノッポでイケ面の年下の彼氏が、実は私の弟だと言うことは誰にも知られていない。

 アッサリ早く帰宅した私を不思議がる両親はしかし、家族水いらずの食事で私の門出を暖かく祝ってくれた。そう、文字通りの「門出」だ。空手で全国優勝の実績で有名私大への入学を決めた私は、家を離れて遠く離れた地で新生活を始めることになる。

 そして両親や上の姉の目を盗むように深夜潜り込んだ翔の部屋。私は弟とのプレイで汗と体液の染み付いたリモコン性具を2度と使わない、と翔に返した。そしてこれが最後と、抱いてくれと迫った私に、翔はとんでもないことを言い出した。

「めぐ姉、お願いがあるんだ」
「これが最後だからな。遠慮せずに言え」
「だから……めぐ姉の中に出させて欲しい」
「何だとおっっ!!」
「うわあっっ!!」

 久しぶりに切れの良いケリが翔の下半身に決まった。もちろん急所は外しているが、もんどりうって倒れた翔は、なぜだか嬉しそうだった。

「めぐ姉のケリを喰らうのも、これで最後なんだね」
「んなことわかるかっ! いつまでもお前がメソメソしてたら、いつでも帰って来て、きついケリを入れてやる!」
「めぐ姉っ!」

 翔は男らしく私を押し倒して来た。

「中出しは許さないからな」
「わかってるよ。だから、口で……」

 いつものように私だけセーラー服を着たままのえっちだった。全裸になった翔は、ヒョロッともやしみたいだった体が今ではいっぱしの筋肉が付き、ほれぼれするような肉体美だ。甘いマスクもあってジャニーズで売り出せば、多くの女の子たちをキャーキャー言わせることが出来るだろう。もっとも逞しいのは外見だけで、中身は相変わらず根性無しのコイツに厳しい芸能界が務まるわけはないのだが。

 そして私のお目当ては、甘いマスクでも肉体美でもなく、股間に隆々とそそり立つ翔の素晴らしい宝物である。仰向けに寝そべった翔の股間にひざまづいた私は、これが最後と口一杯に含んだシンボルを味わい尽くすように、くちゅくちゅとタップリ時間を掛けて舐めしゃぶった。

「め、めぐ姉! 僕、もう出ちゃうよお……」

 ズキン! 高三にもなって、何て甘ったれた情けないない声を出すんだ、コイツは。

ーーいいのよ、翔。タップリお出しなさい……

 私はまるで翔の母親になったかのような優しい気持ちになって、彼のブラブラしてるふぐりをゆっくり揉みほぐし、尻穴にまで指を入れてあげた。そうして大量に放出した翔の生命の源を貪り尽くすがごとく、丁寧に一滴もこぼさぬよう熱くて苦いザーメンを飲み干した。

「め、めぐ姉、僕、まだ……」

 人生で最も性欲が盛んな時期の翔は、もちろん一度射精したくらいでペニスを萎えさせることはない。だが私はいたずらっ子をたしなめるように、ダメよ、と指でその弾力ある逸物を弾き、翔から避妊用のサックを受け取ると口で装着してやった。

 そうして仰向けになった私のスカートをめくり上げ、太股までずり下ろした白いショーツはそのままに翔が覆い被さって来ると、私ももうてらいを捨て、激情のままに最愛の弟の最後の愛を受け入れた。私の中に入って来た翔の情熱の証を、今夜限りと体の記憶に刻み込むべく力の限り締め上げた私。

 私は馬鹿だ。本当は忘れなくてはいけないのに。私たちは卒業を機に、二度と体を合わせないことを互いに約束したのだ。これは若き日の、ただ一瞬の気の迷い。だって一生こんな道ならぬ関係が続けられるわけがないではないか。

 ああ、だけど。私の中の歓びを覚える箇所のすみずみにまでピタリとフィットして、まるで痒い所に手が届くような素晴らしい快感をもたらしてくれる相性抜群のこの男根を、私は本当に忘れることが出来るのだろうか。

 ほとんど夜を徹してむつみ合った後、私は翔にきっぱりと決別の言葉を述べた。これが本当に最後の夜で、今度二度と再び彼に抱かれることはない、と言うことを。

 大きな体で駄々っ子のようにイヤだイヤだと私に翻意を促す翔をなだめるため、私は彼とある賭けをすることにした。そう、まるであの時テストの点数を掛けて、勝った翔に「SMごっこ」のご褒美を与えたように。

 ルールは次の通り。お互いに別れた先で、出来るだけ早く新しいパートナーを作り、えっちしてしまうこと。次に会った時報告し合って、勝った方は何でも好きなことを相手に要求することが出来るのだ。もちろんこれは翔への道ならぬ思いを断ち切るためのもの。

 こうして始まった新生活。空手で進学した大学だけに、やはり私の生活の中心は毎日の厳しい空手の稽古だった。1年生で既に女子の中ではほぼ敵なしの力を持っていた私は、男子部員に稽古を付けてもらうことが多かった。中で最も好感が持てた先輩と交際を始めたのも自然の成り行きだったろう。それは決して恋と呼べる代物ではなかったのだが。

 翔を忘るために、そして2人で約束した賭けに勝つために、私は自分でも驚く程積極的な女の子になって彼を誘い、夏前には待望の肉体関係を持つに至った。盆に初めて里帰りする予定だったが、これならきっとアイツとの賭けに勝ったに違いない。そしたらアイツのおごりで、思い出の甘味処へ足を運ぼうか。私はあえて選んだ翔とタイプが全く違う、まるで熊のような巨漢に組み敷かれながら、心の中ではそんなことを考えていた。

 翔とは頻繁にメールや電話を交わしていた。が、浮ついた話は一切なし。私は空手漬けの毎日について語り、翔はいっちょまえに進路についての悩みを私にぶつけて来た。すぐに社会に出る根性などあるはずのない翔は大学に行きたいらしいのだが、相変わらず赤点をもらいながら超低空飛行の学業成績では、行ける大学はない。私はすぐにでも帰省して、ヘタレのアイツに愛のムチをふるいながら勉強机に着かせたい衝動に駆られたが、ここで甘やかしては翔のためにならない。自分で良く考えろ。大学に行きたいなら、自覚して勉強しろ、と冷たく突き放した。

 その後も私は熊のような彼氏と関係を重ねた。最初はあまりにおざなりに思われた彼とのえっちを、まるで楽しむことは出来なかったが、それとなく彼にしてもらいたいことを教えて、それなりの歓びを得ることが出来るようになって来た。本当に、それしか才能のない翔のえっちは、素晴らし過ぎたのだ。体の割に翔より固さもサイズも物足らない彼氏のペニスを力の限り締め上げながら、私は心で念じていた。早く私を満足させて、翔の、あの素晴らしいペニスを忘れさせてくれ、と。

 いよいよ初めての盆が来た。すっかり女子大生らしく変わった私を見て、両親も上の姉も大いに驚いているようだった。女なのにまるでおしゃれに興味がなかった高校までが異常だったのだ。ほとんどスポーツ刈りみたいだった髪は伸びたし、美容院で華やかにセットした。大学で初めて覚えたお化粧も板に付いて来た。

 さらにまだ残暑の厳しい季節とは言え、ノースリーブのシャツにフレアミニと言う、以前の私には考えられない露出過剰な格好で、私はこれまで抑えて来た若い女性のフェロモンを全開に振りまいている、と自分でも思った。でもこれは付き合っている彼氏を喜ばせるためのもので、決して翔を意識したわけではない。そんな格好で里帰りした時点で、私の気持ちは矛盾していたのだけれど。

 他の家族の目も気になったが、私が一番仲の良かった翔の部屋に2人切りで入り込んでも、それほど不自然ではなかっただろう。

「め、めぐ姉……パンツ見えてるよ」

 リラックスして床に座ると、白い物がのぞいていたようだ。下着くらい見えたって平気な強気のミニスカだった私だが、翔に言われるとおかしなくらい羞ずかしくなって、顔から火が出そうなくらい真っ赤になってしまうのがわかった。

ーーコイツにパンツくらい見られたって平気なはずなのに……羞ずかしがってちゃいけないわ

 そう。実の弟に胸をときめかせてキュンとなってしまうような気の迷いを、私は無理にでも断ち切らねばならない。だから私はあえて大胆に振る舞った。

「別にいいだろ、パンツくらい見えたって。減るようなもんでもないし」
「めぐ姉、キレイになったね」
「生意気だな、弟のくせに」

 ああ。翔、そんなこと言わないで。アンタがそんなこと言うもんだから、私は……

「女子大生になると、そんなえっちなパンツをはくんだね」
「ははは、彼氏に見せる勝負パンツだ。見せてやろうか」

 ああ、私は何て愚かなのだろう。アンタに見られたって全然平気とばかりに虚勢を張り、バッとミニスカをめくって見せたのは、彼氏が見たら鼻血を出してしまいそうな白いスケスケのヒモパンツ。でも喰い入るように見入って来た翔の視線で、私はどうしてもドキドキして、感じてはならないイケない気持ちを覚えてしまった。

「彼氏が出来たんだ……」
「当たり前だろ。ホラ。」

 ケイタイを開き、熊みたいな彼氏とのツーショット写真を見せてやった。

「めぐ姉って、そんな趣味だったんだ」
「お前には関係ないだろ。もちろん、えっちもしたぞ」
「め、めぐ姉、えっちしたって……」

 そんなはしたない言葉を口にする堅物だった姉の変貌ぶりに大いにあたふたした様子を見せる翔を見て、私は勝利を確信した。どうせヘタレの翔はウジウジして彼女の1人も作れずにいたに違いない。

 が、しかし。

 翔はもう私が知っているヘタレの翔ではなかったのだ。

「僕だって彼女が出来たよ」
「マジでか」
「マジで。ホラ」

 げっ! 翔が見せて来た彼女の写真に、私はビックリしてしまった。

「なかなかカワイイ子じゃねえか」

 それどころではない。クラスに1人いるかいないかと言うような、めちゃくちゃカワイイ女の子だった。悔しいが私なんか逆立ちしたってかないそうもない。イケ面の翔とは絵に描いたような美男美女のカップルではないか。

「し、翔。その……えっちの方はもうやったのか?」
「もちろんだよ」
「そうか……じゃ、おあいこだな」

 私はもうそれ以上彼女のことを詮索するのはよした。考えてみればジャニーズで売り出せそうな甘いマスクとたくましい体の翔のことだ。その気になれば彼女を作るくらい朝飯前だったに違いない。それにあのえっちテクだ。きっと彼女はもう翔にメロメロだろう。私はつい、お人形さんみたいな美形の彼女に嫉妬してしまっている自分に気付いて情けなくなった。

「良かったじゃないか、翔。やっぱりやれば出来る子だな、お前は」

 私は心にもない言葉を口にしながら、ヘタレの弟が初めて作った抜群にカワイイ彼女のことを素直に喜んでやれない自分が腹立たしかった。こんな不道徳な賭けを言い出して、翔への思いを断ち切ろうとしたのは私の方なのに。

「明日彼女が家に来るんだ。めぐ姉、良かったら会ってくれない?」
「いや、遠慮しとくよ。友達と会う予定だからさ」

 明日、他の家族は皆予定があり出払っている。私だけは特に予定もなかったのに嘘をついた。わざわざ2人切りになれる時を選んで彼女を家に呼んだ翔。彼が当然考えているであろうことを考えると、とても彼女に会うだなんて無粋なことは出来ない。

 いや、違う。本当は翔の選んだ、私よりはるかに魅力的な彼女に会うのが怖かったのだ。

「そうか、残念だよ。でもめぐ姉、僕、部屋の鍵は開けとくから」

ーー何だって!?

 私は正直予想していなかった美形の彼女と、彼女との行為を覗けとでも言わんばかりの翔の挑発的な言葉に大いに心を惑わされ、その夜あえて着用したまま床に入ったエロパンツの下に手を入れて、大学ですっかりクセになってしまった1人えっちに耽らないではいられなかった。翔との濃厚なえっちに慣れた私の体は、どうしても彼氏とのごくノーマルなえっちでは満たされないのだ。

 そしてそのまま朝を迎えて、羞ずかしい染みのベットリ付いた「勝負パンツ」をそのまま脱がず、昨日と同じ露出過剰な服装を身に着けた私。思えば翔は私が下着を汚すのをとても喜び、しばしば数日間はきっ放しのパンツに興奮して、いつも以上に激しく愛してくれたものだった。

 朝早く他の家族はそれぞれの用事で出掛け、私と翔は2人で彼女の訪れを待った。一言挨拶するだけでいいから、と言う翔のリクエストで、私は彼女に会うだけ会うことにしたのだ。そして制服姿で現れた彼女は、写真で見た以上の目を見張るような美少女だった。羞ずかしそうに真っ赤に頬を染め、翔君と付き合っています、と挨拶した彼女を、私は同性ながら食べてしまいたいくらいカワイイと思った。

 私にべったりで彼女なんか出来っこないと思っていた翔の射止めたこの美少女に、私は醜い嫉妬心を燃やしながら家を後にする。翔がすぐに彼女を自分の部屋に招き入れる所も確認してしまった。

 行くあてもない私は、近所の喫茶店で時間を潰すことにした。砂糖とミルクをたっぷり入れたアイスコーヒーとケーキのセットで、小1時間も時間を過ごしている私を、店の人は服装から判断してデートの相手を待っているのだと思ったらしい。だが1時間経っても、もちろん彼氏など現れるわけがない。何と言う惨めさ。いたたまれなくなった私が場所を変えようかと思った頃、翔からメールが入った。

「帰って来てよ、めぐ姉。出来るだけ静かに、僕の部屋に入って来て」

 何と言う破廉恥なやつだ。私はやり場のない怒りがふつふつとわくのを覚えながら、どうしても足は翔と彼女の待つ実家へと向かってしまう。

 翔は一体何を考えているのだろう。彼女との決定的な場面を私に見せつけようと言うのか。そんなやつは許せない、最低だ。彼女の気持ちを考えれば鬼畜に等しい行動ではないか。なのに私は脚をすくませながらも家に帰り、足音を潜めて翔の部屋に忍び込もうとしている。破廉恥なスカートの下のエロパンツは、私の新鮮な滴りでグショグショになり、えっち汁が太股まで伝い落ちるのがわかった。翔と彼女との行為を覗き見ると思っただけで、こんなに興奮して見境いがなくなってしまった私に、彼の不道徳な行いを責める資格があるだろうか。

 翔の部屋の中には、やはり彼女がいた。そして翔が私を彼女と2人切りの場に呼んだ理由がわかった。彼女は目隠しされていたのだ。

 それだけではない。床に奇麗な脚を崩して座っている彼女の首には首輪が嵌り、チェーンで勉強机に繋がれていた。更に背中に回した彼女の両手にも手錠が嵌り、小柄な体を切なく慄わせながら

「翔君……怖い……怖いよう……」

 と蚊が鳴くように呟く彼女の可憐な声は、ドキッとするくらい悩ましかった。

 この子は翔と合意の上で、こんなプレイを行っているのだろうか? 部屋の入口で立ち竦んでしまった私の姿を認めると、翔は見せ付けるように彼女に寄り添い、怖いと声を慄わせている彼女と唇を合わせた。

 すると彼女が嬉しそうに首筋まで真っ赤に染めた表情を緩めて翔に唇を預け、ガチガチになって慄えていた体の力を抜いてしまうのがわかった。そして翔は手に持っていた青い円筒型の道具を私に見せると、静かな振動音をさせながら彼女のセーラー服の胸に押し当てていった。目隠ししてあんな刺激を加えられたら、どんな女の子でもたまらないだろう。ブラウスを美しく盛り上げていた彼女の乳房の先端がググッと膨らんで、着衣を下から突き上げるのが見えたかのような錯覚を覚えた。いや。羞ずかしいことに私の乳房が反応して、そんなはしたない乳首の勃起をさせてしまったのだ。

 翔は彼女の唇を吸いながら、両胸の先をローターで刺激すると、開いていたもう片手を彼女のやや短か目のスカートの中に潜り込ませた。彼女のはいていた女子高生らしい、かわいい薄いピンクのショーツが見え、きっちりとじ合わせていた両脚は力が抜けて翔のなすがままになろうとしている。

「し、翔君……そ、そこ駄目え……ああんん……」

 唇を外し脚を広げさせた翔がローターをピンクのショーツに押し当てて行くと、彼女は愛らしいよがり声を私にも聞こえるくらい吹きこぼし始めた。
 
ーー馬鹿野郎っ! そんなことしたら……

 彼女はもうメロメロだろう。見ていた私ですら、乳首とクリがビンビンになっていたたまれなくなったのだから。私は何とも言い難い気分になり、そこまで見届けると部屋を出て、今は使われていない自分の部屋に向かっていた。

 ああ、私は何てくだらない賭けを翔と行ってしまったんだろう。弟と人の道に外れた肉体関係を持ってしまった高校時代を清算し、彼への思いを断ち切るがために、お互い恋人を作って体の関係を持つと言う賭けだった。

 実の姉と弟などでなく、ノーマルな他人との恋愛によってお互いが相手のことを忘れることが出来るだろうと思ったのだ。そのため私は高校までとは別人のように積極的に振る舞って彼氏を作り、彼と体を通じ合わせることで翔への思いが消えてくれるように努力した。

 だが現実は、熊のように無骨な彼のセックスは翔の素晴らしいセックスを忘れさせてくれない。

 そして私の期待以上の成長を見せた翔が、せっかくかわいい彼女を射止めて体の関係まで結んでしまったと言うのに、私はまるで彼を祝福してやることが出来ない。彼女とのSMプレイを見せ付けるのはやり過ぎかも知れないが、それより私は自分が情けないやら腹立たしいやらで仕方がなかった。

 ああ、もう駄目だ。頭の中でさまざまな思いが渦巻いて整理出来ず、今頃翔は彼女と行為に及んでいるだろうかと思うと、大粒の涙がぼろぼろとこぼれて来た。何て情けない惨めな私。

 ベッドに上がり布団に潜り込んだ私は、オンオン泣きながら、自分に罰を与えるかのように発情している胸と股間を手でまさぐった。弟に彼女との行為を見せ付けられ、私は1人で泣きながらオナニーに耽る。これ以上悲惨な仕打ちがあるだろうか。だが、彼女との愛を育くみ始めた弟に比べて、彼への道ならぬ思いが忘れられず、悶々と懊悩している駄目な私にはふさわしいと思った。

 どのくらい経ったのだろうか。

「めぐ姉」

 翔が私の部屋に入ってベッドの中の私に、すぐ側から声を掛けて来た。泣きながら体をまさぐっていた私は、慌てて痕跡を見せないように表情を繕い、翔と目を合わせねばならなかった。なるべく強気を装って発したつもりの声は、少しかすれてしまっていたかも知れない。

「彼女はどうしたんだ」
「怒って帰っちゃったよ」
「嘘つけ!」
「ホントだよ。彼女には無理矢理あんな事をしたんだ。めぐ姉が行ってから、手錠とか解いてあげたら、こんなことする人は嫌いだって……」

 彼女の気持ち良さそうなよがり声を考えるとちょっと信じ難い気もしたが、どんな女の子でもSMプレイを受け入れるわけではないだろう。愚かな私は翔の言葉を信じることにした。彼女が帰ってしまい、今私と翔は1対1で向き合っている。それで十分ではないか。

「お前らしくないな。SMって合意の上でやることなんだろう?」
「うん。僕、彼女がめぐ姉とは違うのをうっかりしてたよ」

 おい! 何てことを言い出すんだコイツは。「SMごっこ」で危険な世界に足を踏み入れてしまった私は、翔の仕掛けて来る行為は何でも受け入れた。いやむしろ、話し合って私が気持ち良くなれるようにさまざまな趣向を凝らしたSMプレイをしてもらったのだ。目隠し、手錠、首輪、そして青いローター。全て私達の間ではおなじみの、夢のような素晴らしい陶酔を与えてくれる快楽道具ではないか。

「めぐ姉、ぼ、僕……」

 や、やめろっ! 翔が真剣な表情で顔を近付けて来ると、私は恐ろしい予感で慄えた。駄目だ、絶対に拒否するんだ、でないと……

「もう一度、めぐ姉とSMごっこをやりたい」
「馬鹿言うなっ!」

 だが、翔がいつの間にか身に着けた空手家の私にも拒否出来ないような強い力で、ベッドの中から抱き起こすと、私はとうとう彼に体を預けるような格好になっていた。

「どうしてこんな短いスカートはいてるの」
「お前には関係ないっ!」
「それに」

 翔の手がミニスカの下をまさぐって来ると、私の敗北は決定的になった。

「このビショビショのパンツ、昨日はいてたのと同じでしょ。僕がめぐ姉のはきっ放しのパンツが好きだから」
「馬鹿っ! この変態っ!」

 だが抵抗は口だけだ。心ではもう覚悟を決めていた私は、翔の手で易々と背中にねじり上げられた両手にガチャリと手錠を嵌められると、全身に抗しがたい強烈な興奮が突き上げて来るのを覚えていた。こんな私にこそ「変態」の名はふさわしい。

「めぐ姉、高校の時の制服ってまだ持ってる?」

 翔が妙なことを聞いて来た。

「ああ、そこに入ってる」

 手錠を掛けるなどと言う翔の狼藉に抗議もせず、目を潤ませかすれた声で答えてしまう私。もう翔の言う「SMごっこ」に了承を示してしまっていた。

「めぐ姉、セーラー服を着てよ。僕と一緒にあの甘味処に行こう」

 翔のやりたいことは痛いほどよくわかった。私と彼が姉弟の規を超えて結ばれた「SMごっこ」の完全な再現だ。そのために私はあの時着ていた高校時代の制服を着て、露出しながら実の弟に連れ回されるスリルと興奮に胸をドキドキと昂ぶらせる……

 ああ、時間が逆戻りして止まってくれたらどんなに幸せだろう。先のことなど考えず、ただ純粋に最愛の弟との許されない愛を確かめ貪り合った、あの甘美な日々が続いてくれたなら……

「手錠なんか掛けられちゃ、着替えられないぞ」
「僕が着替えさせてあげるよ。めぐ姉は僕の着せ替え人形になって、じっとしてればいい」

 やっぱりコイツはえっちの天才だ。手の自由を奪われた体を赤ん坊みたいに任せて着せ替え人形にされるのが、どれだけ効果的に女心を揺さぶる行為なのか本能的にわかるのだろう。翔の手が改めてミニスカの中に侵入して来ると、私は嫌がるどころか脚を緩めて彼の悪戯な手を迎え入れ、グズグズに潤っていた股間を擦り付け、逃がさないよう太股で締め付けると言うはしたない反応を見せてしまう。完全に同意の上で「SMごっこ」を始めてしまったことを、私の体が告げたようなものだ。

「それにしてもひどく濡らしたもんだね、もうビチョビチョだよ」
「……ばか」

 私が洩らしたのは甘く拗ねるような、嫌らしい女の声だ。アンタのことを思って、1人えっちで思い切り羞ずかしい染みを作ってしまっただなんて、とても言えない。

「まずパンツから脱ごう、めぐ姉」
「好きにしろ」

 翔は水分をたっぷり含んで冷たい私のエロパンツをずり下ろして足先から抜き取ると、それを顔の前に持って行ってしげしげと眺め、私に恥辱を味わわせようとする。

「おいバカ。汚いぞ、そんな物」
「めぐ姉が汚した物なら大歓迎だよ」

 翔はクンクン匂いをかぎ、あろう事かその汚れパンツを口に持って行き軽く舐めたりした。

「これは僕の宝物だ。ずっと大事にするよ」
「んなもん持ってたら、すぐにカビちまうぞ」

 汚れパンツを置いた翔は、それから私を全裸にして行った。途中で立っているのが辛くなった私は座らせてもらい、完全に衣服を奪われた時にはきっちりと膝を揃えた体育座りの体を、翔の正面からずらして座っていた。

「めぐ姉、前を向いて。脚を広げて見せてよ」

 私は言われるがままに、全裸でM字開脚と言うあられもない姿を弟に晒した。

「ずいぶん生えちゃったね」
「当たり前だよ、ばか!」

 翔が私の股間の黒い繁みを手で撫でながらそんな事を言う。高校時代は翔の手でツルツルに剃られ毎日処理していたのだ。生え初めはチクチクして痛いやらくすぐったいやら奇妙な感触だったがじきに生え揃い、彼氏に抱かれる頃にはもともと濃かった私の恥毛はほぼ回復していたのだ。 

「剃っちゃおう」
「そんなことしちゃ駄目だよ、翔!」
「どうして?」
「彼氏に怪しまれるだろ」

 そうだ。「SMごっこ」のリプレイはこの時限り。又大学に戻って離ればなれになれば、今度こそ彼氏とのノーマルな愛情を育み翔を忘れなければならないのだ。だが、あの時も1回だけと軽い気持ちで、翔にご褒美を与えてのっぴきならぬ関係へと発展したのではなかったか?

「嫌なの、めぐ姉? なら、SMごっこはおしまいだ。嫌がってる相手に無理強いするのは、SMじゃない」

 翔はわざと言っているのだろう。女の子の嫌は、時として逆の意味である事など、私たちの間では暗黙の了解だ。本当に嫌なら、コイツの目の前に局部を開いて見せてやったりするものか。翔の手が背中の手錠に掛かると、私の心は大いに乱れた。ここで中途半端にやめられて、覚悟を決めすっかり開き切っている私の心と体が耐えられるのか。私の中の切実で真摯な思いが、常識的な理性に激しく抵抗した。

「待って! 翔、好きにしていいよ……」

 今度も又自分に甘い私は、翔の誘惑に抗する事が出来なかった。アソコの毛を剃られるくらい、どうってことないではないか。水着を着る時、処理が面倒だからついでに全部剃ってしまったと、彼には言い訳すれば良い。そんなマヌケなことを考えている間に、翔は着々と毛剃りの準備を進めていた。シェービングクリームがたっぷり塗り付けられ、剃るのに邪魔な突起部に翔の指が掛かって摘み上げられた。

「ああっ!」
「めぐ姉は、ココを弄られるのが大好きだったね」
「し、翔……優しくして、痛くしないで……」
「そんなこと言っちゃ、SMにならないよ」

 彼氏の下手な愛撫で往々にして痛みを感じ、冷めてしまう事のある過敏なクリトリスも、翔の魔法のような指なら直に摘れても大丈夫だった。ああ、何て上手なんだろう。翔の2本の指が包皮から半分ハミ出した尖りに微妙なソフトタッチで触れ、しかも軽くバイブさせて来ると言うテクニシャンぶりだ。そしてもう片手は柔らかい肌を脅かしながら、ゆっくりショリショリとかなり生え揃っていた繁みを剃り落とす。翔の悪戯なクリ弄りがどんなに気持ち良くても、刃物の恐怖で身じろぎも出来ない状況が、私を凄まじい興奮状態に陥れ、とうとう弾けてしまった私はビクビクと下半身を痙攣させる。結局剃り終わるまでに3度も絶頂を迎えた私の無毛の股間に、同時に滴らせてしまった液体がとても冷たかった。

「コレも僕の宝物だよ」

 剃り落とした私の黒い陰毛を集めて、翔がそんな事を言う。こうしてはるかに過激になった「SMごっこ」のリプレイは始まったのだ。

「翔、お願いがある」

 毛剃りが終わって、私は我慢していたことを翔に告げねばならなかった。30分以上も掛かったと思われる全裸での剃毛で下半身が冷えてしまったのだ。

「トイレを使わせてくれ」
「裸でいいね?」
「ああ」

 部屋を出てトイレまで手錠を嵌められたままの全裸で歩くのは、我が家とは言え刺激的だ。他の家族がひょっこり帰って来てしまう可能性も皆無ではない。しかも翔は、全裸の私に首輪を嵌め、チェーンで引っ張りながら廊下を歩かせたのだ。

「外に出る予行演習だよ」

 そう言われた私は、翔の背中にピタリと寄り添い長身の彼に隠れるようにして歩いた。犬のように首輪を引かれていることを隠すためだ。手錠を掛けられていることは、どうやって隠したらいいんだろう。それに……

「服は着て行くんだろう?」
「そりゃそうだよ……初めはね」

 私は恐ろしい想像が頭をかすめたが、もう後戻りは出来ない。どんどん切迫して来た尿意に加えて、違う液体までドクンと体奥から込み上げて来る。そして男女兼用のトイレに2人で入ると、「SMごっこ」で彼と結ばれた時のことを思い出した。あの時は翔におしっこを見せたのがきっかけで、公衆トイレの中で彼にバージンを捧げてしまったのだ。又翔におしっこを見てもらえると思っただけで、私の股間は恐ろしく疼いた。

 が、翔はプレイをレベルアップさせて来た。

「めぐ姉、僕の口の中におしっこするんだ。飲んであげるよ」
「何だって!?」
「言う通りにするんだよ。SMだって言っただろう」
「ああ、わかった」

 こんなおぞましい行為は初めてだ。排泄物を飲ませるだなんて、SとMが逆ではないのか。だけど尿意が限界に達していた私は、苦労して床にはいつくばり上を向いて構えた翔の口の上に腰を下ろして放尿を始めた。手が使えないから、翔の端正なマスクや服におしっこを掛けてしまう。たぶん口に入れたのより、外してしまった方が多かっただろう。

「後始末も口でしてあげるよ」

 汚いからと嫌がる私に構わず、排泄直後のアソコを翔の口で愛されるのは恐ろしく刺激的で心地良く、私は又しても何度も極めて恥を晒していた。
 
「めぐ姉、セーラー服ばっちりだね」
「……」

 そりゃそうだ。まだ卒業して半年もたってないのだから。だけど、翔の後ろに隠れるようにして必死に歩を進める私は、もう心臓が破裂しそうなくらいドキドキと高鳴り、凄まじい興奮と全身に横溢する心地良い悦楽の調べで口も利けない状態に陥っていた。翔に着せてもらったセーラー服の着こなしはちょっと変な所があったけど、さほどおかしくはない。ただしノーブラで乳首に貼られたリモコンローターが透けて見える胸と、破廉恥な超ミニは高校を卒業してセーラー服を着る私の羞恥心を掻き立てるのに十分だ。

 思えばあの「SMごっこ」の日に、翔にせがまれてスカートをガッと上げ、下にはいていたスパッツを脱ぎ捨てた時から、私の運命は狂わされたのだ。大の羞ずかしがり屋で色気のイの字もない空手少女だった私は、初めてのミニスカで生パンツをチラつかせる羞ずかしさで理性を麻痺させられ、翔のペースに嵌って姉弟相姦の獣道に迷い込むこととなった。

 いや。翔に責任を転嫁するような言い方は止そう。あれは私自身が望んだことだったのだ。そして今又私は翔に誘われるままに、レベルアップした「SMごっこ」で今度こそ取り返しの付かない所まで行こうとしている。そう、あの時と違い、私は既に人に気付かれてはならない格好で翔に連れ回されている。首輪に繋がり翔の手に持たれたチェーンが張って悟られないように、私は弟の背中にピタリと寄り添い、へっぴり腰で遅れないよう歩かねばならない。そして背中で手錠を掛けられた両手を隠すため、私は大きな袋を持たされている。その中には翔が取り揃えた、女の子を死ぬ程の辱めに合わせるSM道具が入っていると言うのに。翔は、それを新しい彼女に使うつもりだったと言ったが、それが嘘であることは火を見るよりも明らかだった。

「めぐ姉とデートするなんて久しぶりだな。少しはしゃべってよ、めぐ姉」

 うるさい! 私がとても口の利けるような状態でない事がわかっているくせに。口を開いたら、嫌らしい声が出てしまう。

「……ああ、し、翔、もう駄目」
「そんなに気持ちいいんだ。えっちだね、めぐ姉は」

 馬鹿野郎! お盆でそこそこ人通りのある路上で、変な事を言うな! だが、久しぶりに味わったリモコンバイブの味は格別で、私はとうとうウッとしゃがみ込み、首輪のチェーンにグッと引かれる屈辱の中素晴らしい快楽に身を任せていた。

「めぐ姉、しゃがむと黒いパンツが見えちゃうよ」

 そう意地悪く言われた私は、股間に視線をやってTバックみたいな黒革の特殊なパンツがモロに見えているのに気付き、ヨロヨロと腰を上げざるを得なかった。このパンツは高校時代に翔の操るリモコンバイブを味わうためネットで手に入れた、特殊な仕掛けのある貞操帯で、クリトリスには乳首と同じようなローターがセットされ、股間の前穴には翔のモノを象ったバイブ、そして羞恥の後穴にまでアナル用の柔らかいバイブが挿入された、とんでもなく淫らな代物である。

「ああ、翔、もう、もう……」

 ふと見ると、通行人達が何事かと路上でしゃがみ込んだ私に注目しようとしている。とてもじゃないが、家を出た時から悪戯な翔がずっと止めてくれないアナルバイブが気持ち良過ぎて我慢出来ないだなんて、口には出来ない。

「かわいいよ、めぐ姉。それに凄く……色っぽいや。さあ、早く歩こうよ」

 ああ。そんな言葉でさえ、姉と弟と言う関係を考えれば背徳の魔味となる。もしお互いの知り合いに見られたら?(アナルで感じるめぐ姉は色っぽくてかわいいよ)と直接的に言われなくても、私はもうドキドキで生きた心地もしなかった。そしてそんな私の危惧はすぐに現実のものとなったのだ。

「あれ、まさ姉じゃん。まさ姉ー」

 この大馬鹿野郎っっ!! 何たってわざわざ声を掛けるんだ!! 悲鳴を上げそうな私を尻目に、翔はバッタリ出会った、女友達と歩いていた上の姉に声を掛けやがったのだ。あまりのショックで私の意識は少し飛ぶ。上の姉の雅子は、翔が私と歩いているのをいぶかしみ、翔は、めぐ姉とデートだよ、などと冗談めかして答えていたようだ。ああ。まさ姉は私が超ミニスカのセーラー服を着ているのを、どう思っただろう? 首輪や手錠は見つからなかっただろうか?

 まさ姉は、私達を知らない友人と歩いていたのでじきに別れて行き、ふと通行人が乏しくなったのを見計らった翔が、恐ろしく紅潮していた私の顔を覗き込むようにして聞いて来た。

「すごく刺激的だったでしょ、めぐ姉」
「嫌……知った人には見られたくない……」
「そりゃ僕だってそうだよ。でも」

 翔が悪戯っ子のように目を輝かせて言う。

「まさ姉に見られながら、イッチャったでしょ」
「……バカ」

 そう呟きながらもコクリと頷いて告白した。翔が巧みにリモコンを操り、まさ姉に見られているスリルの中、私は腰が砕けそうなくらい強烈な絶頂に達してしまっていた。そして白昼の路上にも関わらず、翔が優しく唇を合わせて来ると私はもう周りの事など気にせず陶然と弟の愛情に答えてしまっていた。

 こうして何度も達してヘロヘロになりながら、ようやくたどり着いた思い出の甘味処は、お盆休みで繁盛していた。ちょうどあの日もそうだったように。待合いで座っている間タップリとスリルを味わい、ようやく案内された和室も偶然あの日と同じで、私達は2年前にタイムトリップしたような気分になった。向かい合った翔が、手の使えない私のために、自分の分まで食べさせてくれたあんみつセットの甘さもあの日と同じ。ただ1つ違うのは、相変わらず私のアナルの中でジーッと震えくねるバイブと、翔が気まぐれにちょこちょこ動かして来る他所のバイブのおかげで、食べ終わるまでにさらに3回達してしまった事。最愛の翔の手で食欲も性欲もお腹一杯に堪能させてもらった私は、幸福の絶頂だった。

 そして食後に、あの日結ばれた公園に立ち寄る。夕暮れ時だったあの時と違い、まだ陽の高い白昼の公園は、お盆休みとあって人もまばらで、私たちの最後のプレイは何とか出来そうだった。いや。まともな神経なら不可能だが、又しても翔と一線を越えて危険な精神状態にあったから、こんなことだって出来てしまう。

 あの日、翔におしっこを見せて処女を奪われた障害者用の大きな公衆トイレで、私たちは最後のプレイの準備を行った。と言っても手の使えない私は何もせず、翔の行為にただ身を任せるだけ。おぞましい筈の浣腸液の注入さえ、ずっと刺激を受けて開き切っていた私のアナルは歓びと共に受け入れてしまった。

「ちょっと人がいるみたいだけど……」

 さすがの翔も緊張して声が慄えていた。

「いいよ。お散歩に連れてって、翔……いいえ、ご主人様」

 言われもしないのに自然とその言葉を口にした私の唇を、もう1度優しいキスで塞いでくれた翔は、いよいよ白昼の公園を、全裸で「犬」になった私を連れて歩き出す。広くて人の散在する真昼の公園を、人間の手足でなくなるよう大きなグローブをはいた私は、四つ足で首輪で引かれながら歩いて行くのだ。途中の大きな木には足を上げておしっこを引っ掛け、浣腸が効いて来たら大きい方の粗相もしてしまうだろう。そして約束の公園を1周し終えた時、私達には許されない新しい未来が見えて来るだろうか。息苦しいまでの凄まじい興奮に有頂天になりながら、私は「ご主人様」翔に連れられて散歩の足を踏み出す。

~おしまい~


 
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